売れる商品を探すのを、やめた話

売れる商品を探すのを、やめた話

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マネー・副業
eBayのリサーチというと、売れそうな商品を一つずつ探していく作業のことだと思われることが多いように感じます。
実際、始めたばかりの頃に何をすればいいですかと聞かれて、まずはリサーチですと答えられたら、多くの方はそういう作業を思い浮かべるのではないでしょうか。

私も、長いあいだそう思っていました。というより、それ以外のやり方があるとも思っていませんでした。

ただ、今の私がリサーチと呼んでいるものは、少し違います。
見ているのは商品ではなくて、その商品を出しているセラーのほうです。今日はそのあたりのことを書いていきたいと思います。

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■点を集める作業


商品を一つずつ調べていくのは、言ってしまえば点を集める作業なのだと思います。

これは売れるだろうか、この価格で成り立つだろうか、と一つ調べる。
それで分かるのは、その一つについてのことだけです。
次の商品に移れば、また最初から同じことを考えることになります。

私は当時、夜になるとこれをずっとやっていました。
候補はメモにたまっていくのですが、翌日に見返すと、なぜこれを書き留めたのか思い出せない行があったりして、情けない気持ちになりました。
点をいくら集めても、なかなか線にならなかったんだと思います。

しかも、その判断が合っているかどうかは、実際に出してみるまで分かりません。というより、出してみたところで分からないことのほうが多いです。

売れなかったとしても、選んだ商品が悪かったのか、価格が合っていなかったのか、時期の問題なのか、見せ方なのか、そのどれが原因なのかまでは教えてくれないからです。
答えの返ってこないテストを、自分の手元だけで延々と繰り返しているような感覚でした。確かめる方法が自分の中にしかない状態というのは、思っている以上に時間がかかります。

■すでに答えを出し続けている人


そこで見方を変えて、うまくいっているセラーのほうを見るようになりました。

うまくいっているセラーというのは、すでに何度も試して、答えを出し続けている人だと思っています。その人が並べているものは、思いつきで置かれているわけではないはずです。売れたから、また似たものを出す。売れなかったから、もう出さない。その繰り返しの結果が、いま並んでいるものなのだと思います。

そう考えると、私がこれから何ヶ月もかけて確かめようとしていたことを、その人はもう確かめ終えているということになります。しかも、その結果は隠されていません。

これはeBayの面白いところだと思っていて、誰が何を売っているのかが、ある程度は見える場所なんですよね。せっかく見えるのに、自分の手元だけで検証しようとするのは、少しもったいないのかなと思っています。

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■真似ることへのためらい


とはいえ、人の出しているものを見て真似るというのは、気が引けるという方もいると思います。

私もそうでした。自分の力で見つけたいという気持ちがどこかにあって、人のやり方を見るのは負けのような気がしていた時期があります。その感覚自体は、悪いものではないとも思っています。

ただ、ゼロから正解を当てにいくのは、時間の使い方としてはかなり重いです。先を歩いている人の足あとをたどるのは、遠回りをしないための、ごく普通の工夫なのかなと今は思っています。

ひとつだけ書き添えておくと、真似るというのは、説明文や写真をそのまま持ってくるという意味ではありません。それは権利や規約の問題になりますし、そもそも自分の力になりません。見るのは、その人が何を選んでいるのか、というほうです。同じものを並べることが目的ではなくて、選び方の傾向を借りる、という感覚に近いと思います。

■誰を見るかで変わる


ここまで書いておいて何ですが、この見方には難しいところもあります。

誰を見てもいいわけではない、というところです。

私も最初は、見る相手を間違えていました。
たくさん売れているように見えても、その人の条件と自分の条件が違えば、同じことをやっても同じようにはなりません。
使える資金も、割ける時間も、扱えるものも人それぞれですから、そこがずれていると、真似ているつもりで無理をすることになります。

このあたりは、どこを見て判断するかという話になってくるので、正直、一言では書ききれないところです。ただ、少なくとも「たくさん出品しているから」という理由だけで選ぶと、私のように遠回りをすることになるのかなと思います。

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■判断を借りるということ


結局のところ、セラーを見るというのは、その人の判断を一度借りてみる、ということなのだと思います。

自分の中に基準がないうちから、自分だけで正しく選ぼうとすると、かなり苦しいです。私はそこで長く止まっていました。人の判断を借りて、その通りにやってみて、なぜこれが選ばれているんだろうと考える。それを繰り返しているうちに、だんだん自分の基準のようなものができてくるのだと思います。

借りて、慣れて、そのうち自分のものにしていく。順番としては、そのくらいでいいのかなと思っています。もちろん、どのくらいの速さでそうなるかは人それぞれですし、そこは正解が一つに決まるものでもないと思います。

もし今、売れそうな商品を探し続けて手が止まっているようでしたら、一度だけ視線を上げて、その商品を出しているのはどんな人なんだろう、と見てみてください。それだけでも、見える景色は少し変わるはずです。

そのうえで、では誰を見ればいいのかというところは、正直なところ、その方の状況をうかがわないと答えようがない部分でもあります。使える時間も、資金も、扱えるものも違えば、見るべき相手は変わってくるからです。

もし一人で決めきれないようでしたら、60分だけ一緒に整理する時間を用意しています。当時の自分がいちばん欲しかったのは、たぶんこの時間だったなと思いながら作ったものです。よかったら覗いてみてください。



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