いつでも辞められるという安心

いつでも辞められるという安心

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「誰かひとりが欠けただけで仕事がまわらなくなるのは会社として健全ではない、と以前から言っていた。仕事を休まなければならなくなる可能性は、誰にだってある。育児に介護、その他家庭の事情。自身の病気や怪我。代わりがいくらでもいる、ということに逆に安心できる会社にしたい、と。
(中略)
代わりがいくらでもいる、には続きがある。全員が『自分にはちゃんと戻ってくる場所がある』って安心して休める、そういう職場をつくりたい、という続きが。」(引用元:ほたるいしマジカルランド 寺地はるな著 ポプラ文庫)

少し前に京都府八幡市の市長が初めて市長として産休を取得するというニュースがありました。そのニュースを見た時、この一節を思い出しました。そして、この市長さんだけでなく「誰もが安心して休める組織や社会を作っていかなかれば」と思いました。

「君の代わりはどこにもいない」という言葉は真実で、一人一人がかけがえのない存在であることを伝える素晴らしい言葉です。しかし、組織の一員に向けた言葉となると「絶対に休めない」・「辞めることが出来ない」というプレッシャーを与える言葉になりかねません。

突発的な早退や欠席が多いのは小さな子供のいる親(主に母親)が多いですが、体調や天候不良・その他自分自身が予想しなかった理由で早退や欠勤を余儀なくされる立場に置かれる可能性はすべての人にあります。

組織の中では誰かが欠けても回っていくシステムを形成していくことが求められていると思います。いい意味で「自分の代わりはいくらでもいる」と思えるや職場が沢山あるというのがこれから求められる社会では無いでしょうか?

フリーランスや小人数の職場で働いている方からは「そんなこと言ってられない!」という声が聞こえてきそうですが、そのような方々も支える仕組みも必要になってきます。会社だけでなく社会は一人一人が支えあって出来ています。そのことを念頭に置いて「安心して休める」社会になって欲しいと願います。



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