Excelの転記作業をマクロで自動化する前に、確認しておきたい3つのこと

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IT・テクノロジー
「毎月、同じ表から別のシートへ数字を写している」「取引先ごとに請求書を1枚ずつ作っている」――こうした転記作業は、Excelのマクロ(VBA)でボタン1つにできることが多い作業です。

ただ、いきなり「自動化してください」とご依頼いただくより、先に次の3つを確認しておくと、出来上がりの使いやすさが大きく変わります。開発会社のSE・発注者側PM・ITコンサルタントとしてIT業界に20年以上携わってきた経験から、よくあるつまずきどころをまとめました。

■ 1. 「いつも同じ形」のデータか
マクロは、決まった形のデータを決まった手順で処理するのが得意です。
・列の並びや見出しが毎回同じか
・日付や金額の書き方がそろっているか(「2026/10/1」と「10月1日」が混ざっていないか)
・空欄や結合セルがどこにあるか
形が毎回少しずつ違う場合は、まず「入力用の表の形」を決めるところから始めたほうが、結果的に早く、壊れにくい仕組みになります。

■ 2. 「例外」はどれくらいあるか
手作業では無意識に判断している例外が、意外と多くあります。
・特定の取引先だけ締め日が違う
・金額がマイナスの行は別扱いにしている
・同じ取引先が2行に分かれていることがある
こうした例外をあらかじめ書き出しておくと、「動いたけれど結果が違う」という事態を防げます。例外が多すぎる部分は無理に自動化せず、「マクロが一覧にして人が確認する」形にするのも一つの手です。

■ 3. 結果が正しいか、どうやって確かめるか
自動化でいちばん怖いのは、間違った結果に気づかないことです。
・転記前と転記後で、件数と合計金額が一致しているか
・処理できなかった行がどれか分かるか
最初の数回は、手作業の結果と見比べてみることをおすすめします。私が作るときは、件数・合計の照合を処理の最後に組み込み、合わない場合は止まってお知らせするようにしています。

■ まとめ
・データの形がそろっているか
・例外を書き出せるか
・結果の確かめ方を決めているか
この3つが整理できれば、転記作業の自動化はそれほど難しくありません。「うちの作業は自動化できる?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。
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