動画の配信先は?リール・YouTube・Webの使い分け

動画の配信先は?リール・YouTube・Webの使い分け

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動画制作を依頼するときは、最初に「何秒の動画を作るか」よりも、見た人に何を知り、判断してほしいかを決めると進めやすくなります。短尺動画は興味を持つ入口に、詳しい動画は理解を深める場に、Webサイト掲載動画は比較・検討の材料に。使う場所が決まれば、必要な映像や文字の量も見えてきます。

配信先の利用率だけで決めない


総務省情報通信政策研究所が2026年6月26日に公表した調査では、YouTubeの利用率は81.5%、Instagramは54.8%、TikTokは36.7%でした。対象は全国の13~79歳の男女1,800人、調査期間は2025年12月1~7日です。

これは各サービスの利用率です。店舗の投稿が何人に届くか、動画の長さ別に何人が見るか、予約につながるかを示す数字ではありません。自社のお客様がどこで情報を探し、どの段階で詳しい説明を求めるかを考えるための背景として使います。

役割を3つに分けて考える


1.入口をつくる短尺動画
店や商品の存在をまだ知らない人へ、特徴をひとつに絞って見せます。例えば飲食店なら料理の魅力だけでなく、提供される場面まで。企業なら「何を解決する会社か」を冒頭で分かるようにします。Instagramリール、TikTok、YouTubeショートなどが候補です。

2.詳しく知ってもらう動画
サービスの流れ、使い方、担当者の考え方など、短尺では説明しきれない内容を扱います。YouTubeの通常動画や、ページ内の解説動画などが候補です。長くすること自体が目的ではありません。視聴者の疑問に必要な場面を残し、説明が重なる部分を整理します。

3.比較・検討を助ける動画
Webサイトの商品・サービスページなどでは、価格表や文章を繰り返すより、実物の質感、利用の流れ、人や空間を見せる方が役立つ場合があります。動画の近くに料金、条件、予約・問い合わせ先を置き、ページ全体で判断しやすくします。

1回の撮影から作るなら、先に用途を決める


同じ素材を縦と横に切り替えるだけでは、文字が欠けたり、結論に着くまでが長くなったりします。撮影前に「短尺の冒頭に使う場面」「詳しい説明を支える手元や工程」「Webサイトで安心感につながる人物・空間」を分けて考えると、編集で使える素材が増えます。

依頼前の確認項目


・最初に知ってほしい相手は誰か
・動画を載せる場所はどこか
・見た後にしてほしい行動は何か
・すでにある素材と、撮り足せる場面は何か

全部を1本に詰め込む必要はありません。用途がまだ曖昧でも、「誰に何を伝えたいか」と手元の素材を教えていただければ、短尺、詳しい解説、店舗・企業PRのどれから作るべきか整理できます。

出典:総務省情報通信政策研究所「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(2026年6月26日公表)
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