占いで自分を知ると、生き方は本当に変わるのか

占いで自分を知ると、生き方は本当に変わるのか

記事
占い
「自分らしく生きたい」

そう思ったことがある人は、きっと少なくないでしょう。

でも、そこで少し難しい問題があります。

そもそも、「自分らしい」とは何なのでしょう。

向いている仕事。
心地よい人間関係。
恋愛で本当に求めているもの。
頑張れる環境と、なぜか疲れてしまう環境。

自分のことは、自分が一番よく分かっているようで、意外と分からないものです。

では、占いで自分を知れば、生き方は変わるのでしょうか。

私は、占いをしただけで人生が劇的に変わるとは思っていません。

ただ、自分を見る角度が変わることで、その後の選択が少しずつ変わり、結果として生き方が変わっていくことはあると思っています。

■自分のことは、自分が一番分かっている?
私たちは、自分についていろいろな言葉を持っています。

「人付き合いが苦手」
「飽きっぽい」
「考えすぎる」
「決断が遅い」

長く生きているほど、「私はこういう人間だ」というイメージも固まっていきます。

けれど、その評価は本当に正しいのでしょうか。

たとえば、「人付き合いが苦手」と思っている人でも、大人数の集まりは疲れるけれど、一対一ならじっくり相手と関係を築けることがあります。

それは単純に「コミュニケーションが苦手」ということなのでしょうか。

「飽きっぽい」と思っている人も、一つの作業を何年も繰り返すことは苦手でも、変化のある環境や複数の役割を持つ仕事では、むしろ生き生きすることがあります。

短所だと思っていたものが、環境を変えると違う顔を見せることは珍しくありません。

■性格を知ることと、自分を理解することは少し違う
「私は内向的です」
「私は慎重な性格です」

そう知るだけなら、性格診断でもできるでしょう。

でも、本当に大切なのは、その先です。

どんな環境なら力を発揮しやすいのか。
何が続くと疲れてしまうのか。
人間関係では、どのくらいの距離感が心地よいのか。
安定しているほうが安心するのか、それとも変化があるほうがやる気が出るのか。

そこまで分かってくると、「自分を知る」ということが、実際の生活とつながり始めます。

性格を知ることより、その性質をどう使うかを知ることのほうが、ずっと大切なのだと思います。

■自分に合わない生き方は、思っている以上に疲れる
世の中には、いつの間にか「こうしたほうがいい」という基準がたくさんあります。

社交的なほうがいい。
長く一つの仕事を続けるほうがいい。
積極的なほうがいい。
誰とでもうまく付き合えるほうがいい。

もちろん、それが合っている人もいます。

でも、全員が同じ方法で幸せになれるわけではありません。

自分に合わない生き方を続けていると、「自分には能力がない」「もっと頑張らなければ」と、自分のほうを責めてしまうことがあります。

けれど、変えるべきなのは自分そのものではなく、環境や選び方なのかもしれません。

■でも、自分を知っただけでは人生は変わらない
ここで、一つ大事なことがあります。

自分の性質を知っただけでは、おそらく人生はほとんど変わりません。

占いで「あなたにはこういう傾向があります」と言われて、
「なるほど」
と思って終われば、それまでです。

大切なのは、そのあとです。

これまで「私はダメだ」と思っていた部分を、違う角度から見る。
仕事を選ぶときの基準を少し変えてみる。
人間関係で無理をしすぎない。
自分が心地よいと感じる環境を意識してみる。

そうした小さな選択が積み重なったとき、結果として生き方が少しずつ変わっていきます。

人生を変えるのは、占いそのものではありません。

占いをきっかけに、自分への見方が変わり、その後の選択が変わっていく。

私は、その順番だと思っています。

■占いは、人生を決めてもらうためのものではない
私は、「この仕事が向いていると出たから、この仕事に就きましょう」とは考えません。

反対に、「向いていないから諦めましょう」と可能性を狭めることもしたくありません。

占いで、その人のすべてが分かるわけでもありません。

これまでどんな経験をしてきたのか。
今どんな事情を抱えているのか。
本人が何を望んでいるのか。

そうした現実は、とても大切です。

だから私は、占いは人生を決めてもらうものではなく、自分について考えるための材料の一つだと思っています。

■インド占星術から、自分を別の角度で眺めてみる
私が鑑定で使っているインド占星術では、持って生まれた性質や、得意なこと、苦手になりやすいこと、仕事で力を発揮しやすい環境、人間関係で求めやすいものなどを見ていきます。

また、人生の中で繰り返しやすいテーマや、その時期に意識が向きやすいことを見る場合もあります。

もちろん、それだけで人生のすべてが分かるわけではありません。

ただ、自分では当たり前すぎて気づかなかった部分を、少し離れた場所から眺めるきっかけにはなります。

「私は本当に、この働き方が合っているのだろうか」
「いつも似たような人間関係で悩むのはなぜだろう」
「短所だと思っているこの性格には、別の使い方があるのだろうか」

そんなふうに考え始めること自体が、自己理解の第一歩なのかもしれません。

■「自分らしく生きる」は、好き勝手に生きることではない
自分らしく生きるという言葉は、とてもきれいに聞こえます。

でも、現実には仕事も生活もありますし、他人との関係もあります。

嫌なことを全部やめることが、自分らしく生きることではありません。

自分が何を大切にしていて、何なら頑張ることができて、何が続くと消耗するのか。

それを知ったうえで、現実との折り合いをつけながら、自分に合う選択を少しずつ増やしていく。

私は、それも十分に「自分らしく生きる」ということだと思っています。

もし今、「自分が何をしたいのか分からない」「これからどちらへ進めばいいのか迷っている」と感じているなら、すぐに答えを出さなくても大丈夫です。

まず一度、自分について整理してみる。

そのための一つの方法として、占いを使うこともできます。

私の鑑定でも、未来を決めたり、向き不向きを一方的に決めつけたりするのではなく、その方が持っている性質や可能性を整理しながら、「では、これからどう使っていくか」を一緒に考えることを大切にしています。

自分を知ることは、自分に「あなたはこういう人です」と名前をつけることではありません。

むしろ、これまで見えていなかった自分の選択肢に気づくことなのだと思います。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す