今日、拾ったこと。⑤~小さなこと。でも大切なこと~

今日、拾ったこと。⑤~小さなこと。でも大切なこと~

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コラム
今夜は「今日までに高齢者現場で拾ってきた話」です。 

 高齢者の方も、子どもたちのように「家に帰りたい」とおっしゃることがあります。 

「今ならまだバスの便もある。 
暗くならないうちにここを出なくては」と繰り返されます。

 手荷物をまとめて、出かける支度を調えている方もおられます。 
夕飯の支度が始まる時刻になるとそわそわされる方も。 

 長年、生活してこられた習慣はなかなか抜けないのかもしれないなと思います。 

 何回か、そうした場面を経験しているうちに、お年寄りの「帰りたい」は、単に「おうちに帰りたい」という意味ではないのではと思うようになりました。 

 ご自分が最も輝いていた時期の「あの家」に帰りたいのではと。 

 父母が元気だった子どもの頃、 
バリバリ仕事していた若い頃、 
子どもや孫を配偶者と一緒に育てていたあの時期に…。 

 だから説得はしません。
「今、その家は廃墟になってますよ。そこにはご主人はおられませんよ」、なんて正論を言ってもかえって混乱させるだけだから。 

お気を紛らわせることを提案することもありますが、
まずはその現象を「困ったこと」と捉えずに、
静かに、その波が引いていくのを一緒に待つ。

そのスイッチを入れるのも、切るのもその方だと分かってきたから。

…ただ、それだけかなと思います。 

お年寄りの「かえりたい」には、時にそんな寂しさや哀しみが混じっていることもあります。  

明日は、またコロッと話の方向を替えようと思っています。
お楽しみに・・・!🤗🌷🍀

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