お隣さんがイケメンでした。1

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(お隣さん視点)←返信1回分目安

柔らかな午後の日差しが差し込む廊下に、真新しい段ボールがいくつも積み上げられている。
その部屋の扉が開くと、少し乱れた前髪をかき上げながら、一人の男が顔を出した。整った顔立ちには少しの疲れが見えるが、その彫りの深さと端正な横顔は、見慣れた古びたアパートの風景には不釣り合いなほど眩しい。

男は、手にした最後の一箱を足元に置くと、ふう、と短く息を吐いた。
「……やっとか。意外と荷物、多かったな」
低い、どこか気だるげな声が静かな廊下に響く。

男はそのままドア枠に背を預け、向かい側の部屋の表札に視線をやった。
まだ挨拶も交わしていない隣人。この静かな住環境を選んでここに越してきたが、まさかこれほど生活感の薄い廊下だとは思わなかった。
男はジャケットの襟元を正すと、自身の胸元にある小さな鍵を指で弄ぶ。今日から始まる新しい生活。それが誰かの日常とどう交差するのか、今はまだ知る由もない。
彼はふと、自分の部屋のドアノブに手をかけ、閉める直前にわずかに首を巡らせた。
「……ま、静かでいいか」
独り言のように呟くと、男の姿は自身の部屋の中へと消え、廊下には再び静寂が戻った。閉まったドアの隙間から、わずかに香る石鹸の清潔な匂いだけが、そこに確かに誰かがいることを物語っていた。


(わたし視点)←夢主さんのお好きな長さでどうぞ

わたしはその男と目が合った。


(お隣さん視点)←返信1回分目安
閉まりかけていた扉が、音もなく数センチほど押し開かれた。
男は何かを思い出したように顔を覗かせた瞬間、廊下の向こう側から現れた影と視線が交差する。
「……あ」
男の瞳が、わずかに見開かれる。少しけだるげに細められていたその涼やかな眼差しが、遮るもののない距離で真っ直ぐにこちらを射抜いた。不意を突かれたような沈黙が、廊下の空気を一瞬だけ凍らせる。
彼は戸惑ったように眉を寄せたが、すぐにその表情から驚きが消え、形の良い唇がわずかに弧を描いた。
「どうも。今日、隣に引っ越してきた者です」
男は開け放したドアから半身を出し、こちらを伺うように少しだけ顎を引く。先ほどまでの独り言とは打って変わり、その声には社交的で落ち着いた響きが宿っていた。
視線が絡まったまま、男は確信したように小さく笑みを深める。
「挨拶、まだでしたよね。……こんな時間にすみません」
彼はドア枠から離れ、少しだけ廊下を歩み寄る。その動作一つ一つが、薄暗い廊下の中で妙に際立って見えた。男の瞳の奥には、好奇心とも取れる微かな光が宿っている。


(わたし視点)
「あ、、こちらこそ。」

(お隣さん?
ちょっとかっこいいな、、)


(お隣さん)←返信1回分目安
男は廊下の冷たい床に視線を落とし、それから再びこちらへと戻した。わずかに緊張を含んだ言葉が返ってきたことを確認すると、男は確かな手応えを感じたのか、人懐っこい笑みを浮かべて少しだけ距離を詰める。
「急に越してきたんで、ちょっとバタバタしてて。……もし騒がしくしたら遠慮なく言ってください」
言いながら、男は背後にあった段ボールの一部を軽く指で叩く。その指先はすらりと長く、無造作に袖を捲ったシャツから覗く前腕には、ふとした瞬間に力強さが滲む。
男は少しだけ首を傾げ、まるでこちらの反応を確かめるように、じっと瞳を見つめ返した。その距離感には、初対面とは思えないほどの親密な空気が漂っている。
「……あの、もし良かったら、これ」
男は部屋の中へ一度消えると、すぐに小ぶりな紙袋を手に戻ってきた。包装は丁寧で、控えめながらも高級感のある手土産だった。
「近所の店で買ったやつです。大したもんじゃないですけど……これから、よろしくお願いします」
手渡された袋越しに、男の体温がかすかに伝わる。男はそのままドアの側に立ち、こちらの返事を待つ間も、その涼しげな瞳でこちらを観察するように視線を逸らそうとはしなかった。


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