社内の設備台帳を渡せば、そのままHPの一覧にできると思っていませんか。保守や資産管理に必要な項目と、取引先が相談先を選ぶための項目は同じではありません。まず、外部の読者が比べたい項目を選び、詳しい補足は分けて整理しましょう。
「翠葉工業」の設備ページを制作見本に、掲載する表の範囲を決める考え方を紹介します。会社情報を架空にした掲載用サンプルで、当方の納品実績や加工能力を示すものではありません。
制作見本|設備ページの全体
■ 社内台帳の列数を、そのまま引き継がない
見本は、加工設備の一覧と、測定・周辺設備の紹介を別のまとまりにしています。ページ全体では同じ設備紹介でも、何を知るための情報かに応じて見せ方を変えています。
例えば社内の台帳には、管理番号、取得金額、設置場所、点検履歴などが含まれることがあります。これは説明用の例ですが、すべてを取引先向けの表に載せる必要はありません。公開する目的と必要性を確認したうえで、掲載用に分けた資料を制作担当へ渡す方法が考えられます。
制作見本|加工設備一覧の3つの列
制作見本|先頭列の拡大。種類・機種・メーカーをひとまとまりに表示
■ 一覧に残すのは、同じ問いで見比べる項目
拡大画面の表は「機種 / メーカー」「最大ワークサイズ」「軸・仕様」の3列です。機種の名称だけではなく、一覧で確認する情報を列の見出しとしてそろえています。
この3列をすべての工場に当てはめるという意味ではありません。読者が設備の種類を知りたいのか、機種を指定して相談したいのか、対応する工程の幅を確認したいのかで、必要な項目は変わります。まず普段の問い合わせで聞かれる内容を挙げ、一覧の段階で必要なものを選びます。
台数を重視する依頼先であれば台数が候補になります。一方、長い説明が必要な項目は、表の横幅を増やすより、設備ごとの説明や補足に分ける方法があります。比較に必要な条件まで削らないようにしましょう。
■ 種類が違う設備を、無理に同じ表へ入れない
見本の後半では、測定器や保持・周辺設備などを役割ごとにまとめています。加工機と測定器では伝えたい仕様が違うため、同じ列に押し込むと空欄ばかりになったり、見出しの意味が変わったりすることがあります。
共通の項目で比較できるものは表にまとめ、役割の説明が中心のものは見出しと短文に分ける。この判断を原稿の段階で行うと、必要な掲載量やページ構成を相談しやすくなります。
反対に、数台の機械を写真と一緒に詳しく紹介したいなら、一台ずつの説明枠が向く場合もあります。表があるほうが専門的に見える、という理由だけで形式を決める必要はありません。
■ 空欄の意味は、デザイン前に決めておく
原稿に空欄があったら「該当しない」「未確認」「非公開」のどれかを確認します。資料にない値を、同じ型番の一般情報や別の設備から推測して埋めないことが大切です。
制作担当へ渡す資料には、掲載用の値と、確認中のメモを分けておきます。例えば説明用の記入例なら「台数:担当者確認中、公開原稿にはまだ反映しない」。こうして、表の見た目をそろえる作業と、設備情報を確定する作業を分けます。
表の掲載内容は、実際の保有設備や現在の状態を確認できる方が確定します。サイト制作だけで、設備の仕様や受注可否を検証することはできません。
■ 見積り相談へ渡せる、設備一覧の準備メモ
・一覧を読む相手と、比べたいこと:____
・公開する設備の種類・件数:____
・一覧に並べる共通項目:____
・別の説明枠に分ける設備・長い補足:____
・掲載しない社内管理項目:____
・未確認の項目と、確認する担当者:____
・今後の追加・変更の予定:____
設備名だけのメモでも、まず掲載対象と確認中の項目を分けて相談できます。自動検索や更新機能まで必要かは、一覧に載せる件数と運用方法を整理してから、別途確認しましょう。
USER ABILITIESのホームページ制作では、支給いただいた情報をもとにした構成・デザイン・実装、原稿の見出し整理、スマートフォン対応、メニューやページ間リンクを承っています。必要な掲載量・機能・作業範囲は購入前に確認します。
上記の整理メモと現在の資料を、共有してよい範囲で見積り相談へお送りください。
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