🐾 ペット業界の裏側:私が20年働いて感じた「離職率が高い理由」

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皆さん、ペット業界の離職率が実はとても高いことをご存知でしょうか?
「毎日犬に囲まれて癒される仕事」「好きなことを仕事にした夢の職場」
そう思われることが多いのですが、私が現場で見てきたのは、もう少し現実的で、時々ちょっと笑えてしまうほどギャップのある日常でした。

■ 1. 想像よりずっと“犬まみれ”な日常

入ってきた新人さんがまず驚くのは、癒しよりも掃除の量です。
可愛い子犬の隣には、同じだけのお掃除と消毒作業がついてきます。

「さっき片付けたばかりなのに…また!?」

「今日は何回洗濯機まわしたっけ?」

こんな独り言を聞くのは日常です。
さらに、トリマーの場合は噛む・暴れる・嫌がるに直面する日もあります。

「犬って基本的に優しいんじゃないの?」
そう思っていた子ほど、ギャップの衝撃を受けやすいと感じています。

■ 2. 土日休みはほぼゼロ、周りと休みが合わない

業界的に、土日祝=繁忙期。
つまり、世間が休む日に働くのが基本です。

新人スタッフからよく聞く言葉は、

「友達はみんな土日遊んでるのに、私だけ…」

「家族と休みが合わない」

この“社会とのズレ”が積み重なると、
辞める決断につながっていくのを何度も見てきました。

■ 3. よく耳にする「業界の闇」たち

あくまで私が耳にしてきた話ですが、
ペット業界がよく話題にされる理由はここにもあります。

抱っこ商法(触らせて買わせる)

安心パックの強制

生体に対しての売上ノルマ

契約や説明の押し込み

生き物相手だからこそ、本来は落ち着いて選べる環境が必要なはずなのに、
「勢いで買わせる空気」がある店も見てきました。

もちろんすべての店ではありません。
ただ、こうした“業界特有の圧”は、多くのスタッフの負担になっているのは確かです。

■ 4. それでも続くスタッフはどんな人?

続けられているスタッフには共通点があります。
それは、犬、そして飼い主との関わり自体を前向きに受け止められる人です。

うんち処理も含めて「これが現実」と思える

噛まれることもあると知った上で接する

綺麗に仕上がった瞬間に達成感を感じられる

飼い主さんに喜ばれた時に報われる

「犬が好き」だけではなく、
“好きだけでは成立しない瞬間”を許容できる人
と言った方が近いかもしれません。

🔍 まとめ

離職率が高い理由を一言でまとめるなら、
理想とのギャップに耐えられるかどうかだと思っています。

ただそれは、悪いことばかりではなく、
そのギャップを理解した上で働き続けられた人は、
犬にも飼い主にも、本当の意味で寄り添える存在になるのだと思います。

「癒し」だけでは語れない、でも「苦労」だけでも終わらない。
少し大変で、でも確かに温度のあるこの業界を、
私は意外と嫌いになれません。
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