💬「デートのとき、何を話せばいいのか分からなくて。相手は楽しそうに話してくれているのに、私は面白い話もないし、特別な経験もないし。沈黙になるたびに焦ってしまって、毎回すごく疲れてしまうんです」
この「毎回すごく疲れてしまう」という感覚、すごくよく分かるんですよね。
話すことがないという悩みを抱えながら婚活を続けることは、想像以上に消耗することだと思っています。
でも実は、「話すことがない」と感じている人ほど、婚活において大切な武器を持っていることが多いんです。今回はその話をしていきたいと思います。
第一章:「話すことがない」は、本当に弱点なのか
「自分には話すことがない」と感じている人は、多くの場合、会話を「自分が面白いことを提供する場」として捉えてしまっていることがあります。
面白い経験がない、旅行も趣味も大したことがない、仕事の話も盛り上がらなそう。こうした思い込みから、デートの前から「何を話そう」と準備しすぎてしまって、当日はそれを消化することで頭がいっぱいになってしまうことがあるんですよね。
でも、婚活の場での会話は、コンテンツの提供ではないんです。面白い話をたくさんできる人が婚活でうまくいくかというと、必ずしもそうではないんですよね。
むしろ、「この人と話していると楽だな」「自然体でいられるな」という感覚を相手に与えられるかどうかの方が、ずっと大切なことが多いんです。
「話すことがない」と感じている人が、実は婚活においてとても重要なことをやっていることがあります。
それは、相手の話をちゃんと聞けているということです。自分が話すことに必死になっていない分、相手の言葉をきちんと受け取れる余白がある。これは、話し上手な人が意外と持っていない強みだったりします。
「話すことがない」と感じることは弱点ではなく、相手の話を丁寧に聞ける余白があるということでもあります。婚活において、話し上手より聞き上手の方が、相手に好印象を与えやすいことがほとんどです。
相談を受けていて感じるのは、「話すことがない」と悩んでいる方ほど、実際に会うと相手の話を丁寧に聞いていて、相手から「また会いたい」と思われているケースが多いということです。
自分では気づいていないだけで、ちゃんと武器を持っているんですよね。
第二章:聞くことが、なぜ武器になるのか
「聞き上手」という言葉はよく聞きますが、なぜ聞くことが婚活において武器になるのかを、もう少し具体的に考えてみたいと思います。
まず知っておいてほしいのが、人は「話を聞いてもらえた」と感じたとき、その相手に好感を持ちやすくなるということです。
自分の話を最後まで聞いてくれた、興味を持って質問してくれた、さっき話したことを覚えていてくれた。こうした経験は、相手に「この人は自分のことを大切にしてくれている」という感覚を与えます。
婚活の場では、自分をアピールしようとして話し続ける人が少なくありません。だからこそ、相手の話をちゃんと聞いてくれる人は、それだけで「特別な存在」として記憶に残りやすくなるんですよね。
もうひとつ大切なのが、聞くことで会話が自然に広がっていくということです。相手の話を聞いていると、「それって、どういうきっかけだったんですか」「もう少し教えてもらえますか」という言葉が自然に出てくることがあります。
これは面白い話題を準備しておくことより、ずっと会話を豊かにしていく方法なのではないでしょうか。
聞くことが武器になるのは、相手に「大切にされている」という感覚を与えやすく、会話が自然に広がっていくからです。話し上手より聞き上手の方が、婚活の場では相手の記憶に残りやすいことがほとんどです。
ただ、聞くことが武器になるといっても、ただ相槌を打ち続けるだけでは、会話が一方通行になってしまいます。相手の話を聞いた上で、自分の感じたことや思ったことを少しだけ返していく。
この「受け取って、少し返す」というリズムが、心地よい会話を生み出していくんですよね。
第三章:「話すことがない」人が、会話を楽しむためにできること
「話すことがない」という思い込みから抜け出して、会話を少し楽にするためにできることをお伝えしたいと思います。
まず試してほしいのが、「今日この人の話から、ひとつ深く知ることを目標にする」という意識を持つことです。
たくさんの話題を準備して消化しようとするのではなく、今日は相手のことをひとつ深く知れればいい、という軽さで会いに行く。この目標のシフトだけで、デート前の緊張感がかなり和らぐことがあるんです。
次に意識してほしいのが、「相手の話の中にある、自分が気になった言葉を拾う」ことです。相手が話してくれた中で、「あ、それって面白いな」「もっと聞いてみたいな」と感じた部分を、素直に言葉にしてみる。
「今の〇〇って、どういうことですか」という一言が、会話を自然に続けていく力を持っているんですよね。
「今日ひとつ深く知ることを目標にする」という意識と、「相手の話の中で気になった言葉を拾う」という習慣が、話すことがないと感じている人の会話を大きく変えていきます。
そして、沈黙を怖がりすぎないでほしいと思っています。沈黙は会話の失敗ではなく、お互いが考えている時間でもあります。心地よい沈黙が生まれるくらい自然体でいられている関係は、むしろ良い状態のサインであることがあるんですよね。
婚活のリアルで、「自分には話すことがない」と悩んでいた方が、相手の話を丁寧に聞くことを意識し始めてから流れが変わったというケースを、たくさん見てきました。
話し上手である必要はないんです。聞くことができる人には、それだけで十分な武器があると感じています。長年婚活を見てきて、本当にそう思います。
まとめ
「話すことがない」という悩みは、弱点ではなく、むしろ聞く力という武器の裏返しかもしれません。婚活の場では、話し上手より聞き上手の方が、相手の記憶に残りやすいことがほとんどです。
今日この人のことをひとつ深く知ることを目標にして、相手の話の中で気になった言葉を素直に拾ってみてください。その積み重ねが、自然な会話を生み出していくのではないでしょうか。