活版印刷のこと
活版印刷に惹かれた理由を聞かれたら、
たぶん「質感と、かっこよさ」と答えると思います。
紙の厚み、凹凸、光の反射。
それだけで、とても魅力的でレトロ感があって
現代では、SNSでのやりとりなどは速く、一瞬で繋がれるけど、
すぐに流れていきます。
活版印刷の名刺は、その逆で
すぐに広まることはないですが、感触や記憶に残ります。
渡した時に、「あっ いいですね」って、思ってもらったらもうそれでいいんです。
活版印刷というか、「名刺」というのは
すべて「一枚の紙の上」で交差していくもので
僕はミニマルな方向が好きなので、文字数が少なければ少ないほど
余白が使えるので、デザインしていて心地よいです
印刷について
活版印刷は、正直、安くない。
100枚で2万円前後することもある。
けれど、出来上がった時の重みや手触りは、
その値段以上の存在感があります。
紙を見て、手に取るたびに、「やっぱりこれにしてよかった」と思える。
値段が高いのでそこは注意が必要なんです。
何年も活版印刷を知りながら、実際に目の前で見たことないんですよね。
ネットの映像で見た程度なんです。
活版印刷の気持ちいいところ
活版印刷って、なぜ、自分がこだわってきたのか思い返しているんですが、
無の状態で、紙と向き合っている。イメージがあります
活版印刷の紙って、少し分厚いんですが、
デザインをする前は、ただの分厚い空白の紙なんですよね。
手を動かす前の、その「無」
それが、いちばん重厚であり、大きくもあり、美しくもある。
そこからは決められた文字を入れていく作業なんですが
その1つ1つの選択をバランスとりながらやっていく
その感覚が心地よいと思っています。
相手の印象に残る
用途によって使い分けができる名刺だと贅沢、最高です。
ばら撒く感じで次々と渡す時と、
気合い入れた商談や大切なお客様と会う時などは高い名刺
でも結局は自己満足なので目的を持って使ってくださいね。
きっと相手のイメージに残ると思います。
相手がわかる人だったら活版印刷だと気づいてくれます。