肩だけ揉んでも戻る人へ|肩こりなのに、肩以外を見る理由

肩だけ揉んでも戻る人へ|肩こりなのに、肩以外を見る理由

記事
美容・ファッション
肩こりがつらい。

そうなると、どうしても肩を触りたくなります。

硬いところを押す。
肩甲骨の内側を揉む。
首のつけ根をほぐす。
ストレッチをする。

もちろん、それで楽になることはあります。

でも、

「肩を揉んでもまた戻る」
「首をほぐしても数日で重くなる」
「その場では軽いのに、また同じ場所が張る」

そんなことを繰り返しているなら、
肩だけを見ても足りないことがあります。

なぜなら、肩こりは肩だけで起きているとは限らないからです。


肩が頑張らなければいけない理由があるかもしれない


肩が上がっている。

首が固まっている。

それを見ると、

「肩が悪い」
「首が硬い」

と思いやすいです。

でも少し視点を変えると、

肩や首が、他の場所の分まで頑張っていることがあります。

たとえば、

胸まわりが固まっている。
呼吸が浅い。
背中が動きにくい。
あごに力が入っている。
目を使い続けている。
お腹や脚まで力んでいる。

こういう状態が重なると、
肩や首だけで身体を支えようとしやすくなります。

つまり、

「肩が悪いから肩がこる」

だけではなく、

身体全体が守っている結果として、肩に負担が集まっている

こともあるんです。


たとえば、呼吸が浅い時

呼吸が浅い状態が続くと、
首や肩まわりが呼吸を手伝いやすくなります。

息を吸うたびに肩が上がる。

胸の上の方だけで呼吸する。

すると、肩や首はずっと休めません。

この状態で肩だけを揉んでも、
呼吸の使い方が変わらなければ、また肩が頑張り始めることがあります。

だから肩こりを見る時に、
呼吸も一緒に見る必要があります。



胸が固まっている時


パソコンやスマホを長く見ていると、
身体は前へまとまりやすくなります。

肩が前に入る。
胸が閉じる。
頭が前に出る。

すると首の後ろや肩の上は、
頭や腕を支え続けることになります。

肩が張っているから肩を揉む。

でも、胸まわりがずっと固まったままだと、
また肩は前へ引っ張られやすくなります。

だから安心入力では、
肩そのものより先に鎖骨の下へ手を置くことがあります。

肩だけを追いかけるのではなく、
肩が頑張っている理由を見るためです。


奥歯を噛んでいる時

肩こりが強い日に、
少しだけ口元を観察してみてください。

奥歯を噛んでいないか。

あごに力が入っていないか。

目の奥まで力んでいないか。

身体が緊張している時は、

肩が上がる。
首が固まる。
奥歯を噛む。

こうした反応が一緒に起きることがあります。

肩だけをゆるめようとしても、
口元や首がまだ守っていれば、身体はまた同じ緊張に戻りやすくなります。



背中や腰、脚まで見てみる


肩こりなのに、

「どうして脚まで?」

と思うかもしれません。

でも、人の身体は肩だけで立っているわけではありません。

足で床を感じる。
脚で身体を支える。
骨盤の上に背中が乗る。
その上に首と頭が乗る。

下半身がずっと緊張していたり、
身体を支える感覚が不安定だったりすると、
上半身が余計に頑張ることがあります。

肩や首は、その結果として力を入れているだけかもしれません。

だから、

「肩こりだから肩だけ」

ではなく、
身体全体の中で肩がどんな役割をしているのかを見る。

これが大切になります。


痛い場所と、原因になる場所は同じとは限らない


肩が痛ければ、肩を触る。

首が重ければ、首を触る。

これは自然なことです。

でも身体では、

つらい場所と、頑張らせている場所が同じとは限りません。

胸が動きにくいから肩が働いている。

呼吸が浅いから首が働いている。

あごが力んでいるから首まで固まっている。

身体全体が緊張しているから肩が上がっている。

そんなことがあります。

だから、何度も同じ場所が戻る時は、

「この肩をどうほぐすか」

だけではなく、

「なぜこの肩は、また頑張らなければいけなくなったんだろう」

と見る。

ここで身体の見え方が変わります。


肩を悪者にしない


肩こりが続くと、

「この肩さえなければ」
「首が悪すぎる」
「身体が壊れているのかな」

と思ってしまうことがあります。

でも、肩はただ困らせているのではなく、
身体を守るために頑張っていたのかもしれません。

呼吸を助ける。

頭を支える。

姿勢を保つ。

緊張している身体を固める。

そうやって、ずっと働いていた。

だから、いきなり強く変えようとする前に、

「ここまで頑張っていたんだな」

と見てみる。

そして肩が頑張らなくてもいい環境を作る。

それが、戻りにくい身体への入口になります。



寝る前3分で、肩以外にも触れてみる


寝る前に行うなら、
肩だけを揉まず、次の順番で身体を見てみます。

1分目:鎖骨の下

鎖骨の下に手を置きます。

押さずに、ただ手の重さを感じます。

胸まわりが少し呼吸しやすくなるか観察します。

2分目:首のつけ根

両手で頭の重さを少し受けます。

首に全部を支えさせない時間を作ります。

3分目:胸とお腹

片手を胸、もう片方をお腹に置きます。

今の呼吸を感じます。

最後に吐く息だけ少し長くします。

肩そのものを強く揉まなくても大丈夫です。

身体全体の緊張が少し変わることで、
肩が自然に力を抜きやすくなることがあります。



「肩こりなのに肩を触らない」は遠回りではない


肩がつらいのに、
胸を触る。
呼吸を見る。
首を支える。
奥歯の力を見る。

最初は遠回りに感じるかもしれません。

でも、何度も肩だけを揉んで戻ってきた人にとっては、
むしろここが新しい入口になることがあります。

肩を変えるのではなく、
肩が守らなくてもいい身体にしていく。

この視点があると、
肩こりへの向き合い方が少し変わります。


PDFにまとめています


整体やマッサージで一時的に楽になっても、
肩こり・首こりが何度も戻ってしまう方に向けて、

寝る前3分でできる安心入力セルフケアをPDFにまとめています。

PDFでは、

・張りすぎた身体とは何か
・なぜ揉んでも戻るのか
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・家族に行う時の注意点
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などを紹介しています。

肩だけを揉んでも戻る方、
身体全体から肩こりを見直してみたい方は、
出品サービスをご覧ください。


注意点


この内容は医療行為・治療行為ではありません。
身体を落ち着かせるためのセルフケアです。

強い痛み、しびれ、めまい、吐き気、強い頭痛、手や腕に力が入りにくい、事故や転倒後の痛み、発熱を伴う痛みなどがある場合は、セルフケアだけで対応せず、医療機関へ相談してください。

セルフケア中に症状や違和感が強くなった場合も、中止してください。



最後に

肩こりなのだから、肩をどうにかしなければならない。

そう思うのは自然です。

でも、何度も戻るなら、
一度だけ肩から目を離してみる。

呼吸はどうだろう。
胸は固まっていないか。
奥歯を噛んでいないか。
首が全部を支えていないか。

肩は、身体全体の中で頑張っている場所なのかもしれません。

肩だけを強く変えるより、
肩がもう守らなくてもいい身体へ。

そんな見方から始めてみてください。
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