ホイール付近から異音・片流れ。ボルボのハブベアリングは国産と点検の考え方が違います

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走行中にホイール付近からグリンド音やハミング音がする、直進走行時にハンドルを取られる。こうした症状の原因としてまず疑われるのがホイールベアリング(ハブベアリング)です。ただ、ボルボのハブベアリングは国産トラックとは構造が違うため、点検の考え方も変わってきます。

封入式で毎年のグリス交換は不要

ボルボのハブベアリングは封入式になっており、国産トラックのように毎年グリスを交換するようなタイプではありません。年次点検ではハブベアリングのガタつきを確認しますが、ベアリング自体を分解することはありません。交換の目安は50万kmとされており、他の消耗部品と比べても滅多に交換することのない部品です。
この構造を知らずに「グリス交換していないから心配」と考える必要はありません。むしろ定期的に分解して整備するタイプではない分、別の観点での点検が重要になってきます。

異音・片流れが出たら疑うポイント

速度に比例して大きくなるグリンド音・ハミング音は、ベアリング摩耗の代表的なサインです。コーナリング時にコツコツという音がしたり、ハンドルにガタつきを感じたりする場合は摩耗が進行している可能性があります。また、特にハンドル操作をしていないのに直進走行時に片側へ流れる症状も、ホイールベアリングの摩耗が原因になっていることがあります。
これらの症状が出ている場合、放置すると摩耗がさらに進行し、最終的にはベアリングの焼き付きなど大きなトラブルにつながる可能性があるため、早めの点検をお勧めします。

シール破損が劣化を早める

封入式で交換目安が50万kmと長寿命な部品ではありますが、ベアリング内にゴミや水分が侵入しないようにしているシール類が破損すると、劣化のスピードが一気に早まります。分解整備の対象ではないぶん、シールの状態をチェックする機会も限られるため、ディーラー等での年1回の点検はしっかり受けておいた方が安心です。
「50万kmまでは大丈夫」という数字だけを鵜呑みにせず、シール破損の有無を含めた定期点検で状態を確認しておくことが、結果的に長く安全に使うコツです。
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