ある日突然の速度制限。アドブルー・NOxセンサー系トラブルは前兆を見逃しがち

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普段通り走っていたのに、急に出力制限、速度制限、始動制限がかかってしまう。そんなトラブルです。

原因の多くはNOxセンサー

原因として多いのが、NOxセンサーの故障です。NOxセンサーはSCR(排気浄化装置)の入口と出口の2か所に取り付けられていて、それぞれの値を比較することできちんと浄化できているかを判断する仕組みになっています。このセンサー自体、高走行距離の車両では故障が特によく見られます。センサーが壊れると、浄化が正常にできているかをシステム側が判断できなくなり、安全側に倒して制限をかけてくる、というのが基本的な流れです。他にも、アドブルー(尿素水)インジェクターの目詰まりやアドブルーポンプの故障、SCRの効率低下を示すエラーなども原因として挙げられます。

交換すると高額になりやすい部品

このNOxセンサー、実は繊細な部品で壊れやすいわりに、1個10万円前後する高額部品です。センサー2個とも寿命が近ければ両方交換が必要になることもあり、原因の見極めを誤ると余計な出費につながりやすい箇所でもあります。

アドブルーの品質にも注意

アドブルーは銘柄自体にこだわる必要は特にありませんが、消費期限がある点には注意が必要です。長期保管していたものや、直射日光・高温多湿など保管方法を守らずに劣化したアドブルーを使い続けると、正常に排気を浄化できなくなり、結晶化などのトラブルにつながる可能性があります。

前兆を見逃さなければ間に合う

こうしたトラブルの多くは、いきなり制限がかかるわけではありません。警告灯の断続的な点灯という前兆から始まり、放置することで段階的に悪化し、最終的に出力・速度・始動の制限に至るケースが多いです。つまり、警告灯が点いた初期段階で対処できれば、制限がかかる前に手を打てる可能性があるということです。
「この警告灯はどのくらい急ぐべきか」「アドブルーの品質は今のままで大丈夫か」。そうした判断に迷う場面でも、症状を教えてもらえれば見立てをお伝えできます。
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