悪魔の軍団に命を狙われた話⑬

悪魔の軍団に命を狙われた話⑬

記事
コラム
電車に乗って、占冠村を後にする。電車の中までは奴らもおってこないだろう・・。少し、安心してもいいのか?いや・・私の位置は奴らに完全に把握されている、つまり私が電車の中にいることは奴らは知っているのは間違いないのだ。もしJR職員に奴らの協力者がいたら、私は自ら箱罠に入った獣のようではないか!しかも、逃げ場がないんだ、この狭い空間では・・。
この嫌な予感はどうやら当たってしまったようで、やはり頭上の方から、ガンガンと電磁波が浴びせられる。逃げ場無し。死の恐怖が私の心を覆いつくす。
電車が途中で止まった、信号待ちか何かだ。この間、私はどうすることもできないし、かといって、ドアをこじ開けて外に飛び出すわけにもいかない。また心の中で神に祈るしかなかった。死にたくない!死にたくない!死にたくない!ここで私を死ぬまで足止めされては、ジエンドであった。しかし、電車は再び、動き出した。私は恐怖で、これ以上電車に乗っていられないと思い、途中の岩見沢駅で下車した。ここで中古の自転車でも買って帰れないだろうか?と考えたのだ。まあ、さいあく歩いても帰れない距離ではない・・30キロくらいあるが・・。岩見沢駅で下車し、駅前広場あたりで地べたに座り込む。酔っ払いや小中学生でもあるまいし、地べたに座り込むなんてみっともない、と普段なら思うだろう、しかし今の私は雪山登山中の遭難者に近いくらいの切羽詰まった状況、必要とあらば、ここで寝てもいいくらいだ。市街地へ歩みだし、周りを見渡すが、追ってくる車の気配はないようだ。少し油断していると、また電柱や外灯付近からマイクロ波パルス攻撃を食らう。やはりここも奴らのテリトリーか!どこに逃げても奴らは手をまわしてくるのだ。あらゆる機関が連携している証拠だ、国土交通省から自衛隊からJRから民間業者から、即席で雇われた工作員から、秘密警察の手先まで。な、まるで統合失調症患者の妄想みたいだろ?だが、これが現実なのだ。岩見沢市街地を、ぶらついてみても、中古の自転車を買って帰るというのは、どうも現実的ではない、そもそも数千円で買えないだろう・・あきらめてまた駅に戻る。岩見沢駅のホームで待っていると、1人の車掌が私の方を見ている。すぐに工作員だとわかった。私が睨みつけると、気まずそうに眼をそらす。普通なら、不思議そうな顔をするはずだろう?睨まれる理由もないのに睨まれたならさ。でも、気まずそうに視線を逸らすのは、そいつが工作員だからさ。まあ、それでも電車に乗るしかない。そんなに長い時間じゃない・・耐えられるさ。そう思って電車に乗ったが、頭上からガンガンと電磁波攻撃をしてくるので、たまらず車掌に、電磁波攻撃やめてくれ!と訴えるが、奴はすっとぼける。仕方ないので、峰延駅で途中下車することにした。ここから自宅まで歩くのだ・・20キロ以上あるが、それでも歩くしかない。100均で買った、背負い紐が千切れかけたリュックに2リットルの水と聖書を入れて、さらに寝袋も担いで、歩くしかないんだ。
本当は道中に捨て置きたかった。聖書はともかく、水や寝袋なんか捨て置いても良かったはずだ。だが、これは自分に課せられた罪の重荷と思って、頑張って背負い続けた。三日三晩ほぼ不眠不休で動き続けて、さらに自宅まで20キロ歩く、重い荷物を背負って。刑務官時代の研修期間よりキツイ。ある意味、自衛隊のレンジャー訓練よりきついんじゃないか?私はあくまで一般人なのだし。すでに日が傾いている、15時~16時くらいだったと思う。自宅にはいつごろたどり着くだろうか・・今までに20キロ歩いたことすらもない。歩いてる間、横の道路から通り過ぎざまに車が電磁波攻撃をしてくる。さらに前方にホログラムまで見せてくる。歩道にも毒ガスだまりがある。息を止めて走って突っ切る。道路工事中のおっさんが、また私にメンタル攻撃を仕掛けてくるが、もはや気にしてはいられない。家に・・家に、帰るんだ!自分の足で!歩いて帰るんだ!歩け・・歩け・・。一歩ずつだが、着実に家に近づいている。
歩みを進める。そうか、まさに人生そのものだ、歩く、歩みを進めるということ、成長するということ。私の魂の成長にこれが必要だったんだ。そうだ、お前の魂を錬成するため火にかける、と聖書の一文に書いてたのを思い出した。
別に、神が私に語りかけてきたわけではない、私はただ単に聖書の一文を思い出していただけだ。今までに一度も、神が直接に語りかけてきたことは無い。そういう直接的なことはしないのだ、神は。足を引きずるように、一歩ずつ、ゆっくりとだが、確実に前へ、進んで行く。すでにあたりは暗くなってきた。懐中電灯も無いので、田舎の夜道は、ほぼ闇だ。だが、大丈夫。私自身が光なのだから。何も怖くない。闇が光を飲み込むことはできない。光は自ら光るのだから。5時間か6時間かけて、ようやく自宅にたどり着いた。生きて帰ってきたのだ、自宅へ。こうして私の、フリーメーソン、イルミナティによるナイトメアな終末世界の演出とでもいうべき、試練のときは終わったのである。
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