悪魔の軍団に命を狙われた話⑩

悪魔の軍団に命を狙われた話⑩

記事
コラム
何度でも言うが、これはフィクションではなく、現実に私の身に起きた話です、ありのままを語っています。「本当にあった怖い話」みたいな、本当にあったという体で話してるのではなく、マジで本当にあった話なのですよ・・。
このような恐ろしい目に合わされているのは、きっと神が私を懲らしめるために、悪魔の軍団をけしかけたに違いない。旧約聖書の「ヨブ記」を読めばわかるが、どんなに真面目でまともな人間でも、理不尽としか思えない仕打ちを受けることがある。だが、私は、真面目でも、まともでも、誠実でもなかった。
だからこれはヨブとは違って、理不尽ではなく、正当な罰だ。私は然るべき罰を受けているのだ。罪からは逃れられない。はっきり言って私は、誠実に生きてきたと胸を張って言えるような人間ではなかった。思い返せば私の人生は罪だらけである。禁欲的に生きるべきだといいながら、卑猥な動画を見ながらオ〇ニーにふけっていたり、借金も返してないし、ネット上で心無いコメントを書き込んだりしたこともあるし、小学生の時、クラスメートが下校中にげろ吐いたのに、助けずそのまま放置して帰ってしまったり、他にも自覚してない罪も含めれば、おびただしい数の罪を積み上げてきただろう。さあ、お前の罪を数えろ、と言われても、数えられないほどの罪が天高く積みあがっている。そんな程度のことは誰だってやってるだろう、と思われるかもしれないが、天の国に入るのに、罪と共に入ることはできないのだ。日が暮れてきた、また奴らが追ってくる。私は自動車が入ってこれない砂利の細道に乗り上げて走っていった、この道なら奴らも入れない!だが、今までの暴走がたたって、オーバーヒートしてしまい、エンストしてしまった。私の命綱のライブディオが・・。
仕方ないので、ディオはその辺に止めて、よろよろ歩き始める。住宅街の一画にある木材置き場の木材の上に寝転んだ。空を見上げると、ハエの群れがぶんぶん渦巻いている。手で追い払っても手ごたえがない、どうやらこれもホログラムのようだ。さらに月が出ていて、その月が高速で動く。そして強烈なマイクロ波パルス攻撃。体の中が毒ガスと電磁波でおかしくなっていた。そしてまた、ヨロヨロと歩き出す。ここはどこだろう・・わからない。もはやどの町にいるのかもわからない。暗くなってくると、ますます不安になる。逃げてる最中、人の家の庭に入ったりもした、不法侵入だが、こちらも命がかかっているので許してほしい。すっかり真っ暗になって、私は建築現場の一画に侵入することにした。これも不法侵入だが、命がかかっている状況で、いちいちそんなことを気にしてられない。奴らはここまでは入ってこれない、奴らは表向きの法律は守るのだ、律儀な奴らだ。すでにフラフラの状態だが、歩き続けるしかない。遠くの方で犬が鳴いてる、近所の人の話し声も。だが、そのどちらも、化け物の鳴き声のように聞こえてくる。ナノチップの音声変換機能だ。もう、元の世界に戻れないのかとすら思えてきて、気が滅入る。サイレントヒルの世界に迷い込んだような気分だ。建築現場の盛り土の周りをグルグルと回りながら、奴らの攻撃を受け続ける。すでに夜になり、真っ暗になったが、奴らは遠くの道路の向こうから強烈なライトを私の方に向け、電子銃をダイレクトにヘッドショットしてくる。動き続けないと脳細胞が焼かれる。だが、ついに疲れて、動けなくなった。地べたにへたり込んで、虫の息状態。それでも奴らは攻撃を食らわせてくる。脳から焦げるようなニオイがしてきた気がする。確実に脳細胞を破壊してくる。叫び声をあげそうになったが、叫ぶ元気もありゃしないのだ。たまらず、立ち上がりまた歩き出す。そのうちに工作員の人数がどんどんと増えてきた。私を完全に取り囲んでいる。どの位置に私がいても確実に攻撃が当たるように配置されている。向こうから誰かやってくる、2~3人いる、とどめを刺しに来たのだろうか?もはや戦うどころか、歩くことすらままならない。殺るなら殺れよ・・そう覚悟を決めたが、それもホログラムだった。工事現場のオッサンのホログラムだ。まあ、実際今の私を葬り去るのに、2~3人も必要ない、1人で充分だ、むしろ子供でも殺せる、それくらい瀕死の状態だった。一瞬、気を失っていたのか眠っていたのか、意識を消失した。目覚めると、ホログラムだらけの異様な世界。霞がかかっているようで、よく見えない。このまま死ぬのか私は・・もはや芋虫のように地面を這っている状態。そうすると、向こうの方から、かなり焦っているというか、急いでいる感じでバイクがやってきたのだ。そいつは無情にも私に攻撃を浴びせてきた。いったいなぜあそこまで必死なのか?やはり私をこのテクノロジー攻撃によってのみ抹殺することで莫大な報奨金を手に入れる、そういう闇の契約を交わしたに違いないんだ。でなければあそこまで必死にならない。時間切れが近いのか?ひょっとしたらAチーム、Bチーム、Cチームみたいにチームが分かれてて、それぞれが24時間以内に私を抹殺できれば1億円!とかそんな闇のゲームに参加してるのかもしれない。正直、私のような何の肩書もない、40間近の無職の男が、その辺で変死体で発見されたところで、誰も何も感じないだろうし、世間的には死んでもいい人間であろう。死んでも問題ない人間。だから奴らは私を抹殺して金を手に入れることに何の躊躇もないのだ。私は、神様に心の中で、心から懺悔した。どうか私を助けてください!今まで私は罪深い生き方をしてきました、どうか許してください!心を入れ替えますので、どうか生きる道を残してください!泣きながら神様に懇願しました。もし、ここで私が神様に見捨てられたなら、今の私は存在していません。次回に続きます。
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