悪魔の軍団に命を狙われた話④

悪魔の軍団に命を狙われた話④

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コラム
さて、前回の続きから書いていく。飛行機と軽バンからの集中的なマイクロ波パルス攻撃を受け、さらにはiPhoneまで使えなくなるという事態になってしまった。GPSマップ機能が使えないので、闇雲に走るしかない。正直、芦別市内はもちろんのこと、周辺の地理も全く頭に入ってない。山道に入ると面倒なので、市街地をぐるぐると回っていた。飛行機は5~6台の編隊を組んで私を追ってくる。いったいなぜ?私はただの一般人で、政府要人や大企業の経営者や幹部でもなければ、資産家でもなければ、大学教授や博士や研究員でもなければ特殊部隊の隊員でもない。ただの普通の一般人が、謎の飛行機5~6台の編隊に夕方から夜中まで追いかけられ続けているのである。まさに現実は映画より奇なりである。走り続けて疲れても、5分休むことすら許されない状況、このままでは疲れ死ぬ。どこかに身を隠して休める場所を探さなければ・・最初は公園の遊具の下か公衆便所で休もうかと思ったが、妙にそわそわして、また別の場所へ向かう、逃げてる間、あの飛行機の燃料はどれくらい持つのかと考えていた、ずっと飛んではいられないはずだから、燃料切れになるまでの辛抱だと言い聞かせた。逃げろ・・逃げろ・・奴らに見つかるな・・昔、流行ったB級映画の「リアル鬼ごっこ」を思い出していた。道路を闇雲に走っていると毒ガス溜まりみたいな空間に突っ込んで、それを吸い込むと頭痛と吐き気と心臓の痛みと呼吸困難などの症状が悪化することに気づいた。なんだこの毒の沼みたいなトラップは?いちいち気が滅入る。
そして、しばらくグルグルと走って、廃団地の一角に原付を止め、茂みに隠れた。息を殺して、草むらのなかで少し休む。言っておくが私は生粋のシティーボーイであり、廃墟の夏の夜の草むらに顔までうずめて昆虫に這いまわられる経験などは40年近く生きてて一度もない。田舎の川で泳いで遊んでた少年とかなら耐えられるのかもしれないが、私にはこの程度でも、結構堪える・・。だが、少しでも休んで体力を回復させなければならない。飛行機の編隊は私を見失ったのか、行ったり来たりを繰り返している。さっさと行ってしまえ・・そう心の中で願っていた。そうすると、向こうのほうから、明かりが近づいてくる、追手がやってきたのか?!廃団地の草むらに用がある人間など、いるわけがない、私を見つけてどうする気だろうか、殺されるのだろうか?しかし相手は一人か・・武器を持っているだろうか?こちらは丸腰だ、相手がナイフ一本でも持っていれば、こちらに勝ち目はほぼない。
相手はゆっくりとこちらに近づいてくる・・たぶん、見つかる・・心臓の鼓動が最高潮に高まる。どうしてこんなことに?私が何をしたというのだ?殺されなければいけない理由がないのに、なぜこんな目に?考えてもわかるわけがない、とにかく黙って殺されるわけにもいかない、覚悟を決めて、草むらから飛び出した。しかしこの時点でかなりスタミナを消費している、勝てる見込みは無いに等しかった。戦うよりむしろ命乞いをするほうが助かる確率は高いのではないか、いやしかし、無情なヒットマンにそのような慈悲があるものであろうか、今までに何人も闇に葬ってきた無情なヒットマンにとって、私を抹殺するのは、養鶏場の鶏を殺処分するのと同じ程度の感覚かもしれない。この時の私の心境がいかほどのものか、考えてもらいたい。さて、次回に続きます。
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