悪魔の軍団に命を狙われた話⑤

悪魔の軍団に命を狙われた話⑤

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コラム
前回の続きから書いていく。意を決して草むらから飛び出し身構える私、相手はどんな奴なのか・・目を凝らしてよく見ると、どうも人間じゃない。
化け物だ!ミイラ男のようなモンスターが、両手を前に突き出し、ゆっくり迫ってくるではないか!なんだこいつは!!普通の人ならパニックになるのだろうが、私はホラー映画やホラーゲームが好きでホラーには耐性があるほうなのだ、なので落ち着いてよく見てみることにした。そうすると、それはホログラムであった。空間に非常にリアルなホログラムを投影する技術がすでにあるのだと、この時知った。なるほどな、脅かしたかっただけか?これはテレビのドッキリ企画か何かなのか?少し安心したのもつかの間、上空から再度、マイクロ波パルス攻撃を受ける。痛い痛い!ホログラムはどうということはないが、こちらのマイクロ波パルス攻撃は心理的ダメージでなく物理的にマジで痛い。
またしても、ここから逃げ出すべく原付に跨り、夜道を駆けていく・・ここからは、ひたすらまた市街地をぐるぐる回る、とにかく夜が明けるまで・・耐えるしかない。夜が明ければこの悪夢が終わるという保証も無かったが、とにかく飛行機の燃料切れを待つしかない。16時ごろに家を飛び出して、すでに10時間ぐらい、寝ず休まず動き続けている。夜明けまであと3時間ぐらいか?
早く朝日が見たい・・芦別市街地をぐるぐる回り続け、夜明け近くになってから、カナディアンワールド公園への案内看板を見つけた。子供のころに、ここに行ったことがあるのを思い出し、そこに行ってみることにした。道中、またわけのわからない子供の声が頭に響いてくる。そしてここまでの道中で電柱や外灯などのオブジェクト付近を通り過ぎるときに聞こえてくることに気づいた。どうやらそこが発信源となっているらしい。とりあえず、公園に向かうことにした。朝日が昇りかけていた、そして懐かしいカナディアンワールド公園に侵入する。飛行機はまだまだ追いかけてくる、いったいいつまで追いかけてくる気だろうか。ババババ・・・またやってきたのか?しかし空を見上げても飛行機は見当たらない。音だけがする。よく見るとハチが飛んでいて、ハチの羽音が飛行機の飛行音を出しているのだ。そしてまた頭の中で今度はお経が聞こえ始めた・・色即是空空即是色・・仏教がますます嫌いになった。
そうこうしてるうちに、飛行機は来なくなった、遠くの方を見ると帰還していくのが見えた。燃料切れが近いのか、オペレーションが終わったのか、よくわからないが、一時的にこの危機的状況を脱した。私は公園の土の上に大の字になって寝転んだ。こうして最初の1日目を乗り切ったのだ。だが、悪夢は終わったのではなく、始まったばかりであったとは、このとき知る由も無かった。
次回へ続く。
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