悪魔の軍団に命を狙われた話③

悪魔の軍団に命を狙われた話③

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コラム
さて、前回の続きから書いていこう。言い忘れたが、女の幽霊のうめき声みたいのは、ずっと頭の中で鳴り響いている。この時点で普通の人なら発狂しそうなものだが、私のメンタルはそこまでヤワではない。さて、芦別市へ向けて真っ暗な山道を走りだす、アホなことにハーフヘルメットを被ってきてしまったので、虫が顔にビシバシと当たる、目にも飛び込んでくる。ジェットヘルメットがあったのにも関わらず、ハーフヘルメットを被ってきてしまったバカさ加減に嫌気がさす。そして滅茶苦茶不気味な暗い山道で、今度はオペラ座の怪人のような不気味な男の声が歌い始めた、さらに新しい女の幽霊の声がリズミカルに何かを口ずさみ始める。私の頭の中で、怪人や幽霊が大合唱する。そして飛行機が追ってくる・・ここまでカオスな状況に人生で遭遇したことがない。しかし、意外にもまだ私のメンタルには余裕があった。余裕がなくなるのはこのあとのことだ。芦別市の道の駅にたどり着き、ここで一晩やり過ごそうと思ってベンチに腰掛けた。大丈夫、大丈夫・・大したことは無い・・そう自分に言い聞かせる。だが、大丈夫じゃなかった。ベンチに座っていると、またしても強力なマイクロ波パルス攻撃を食らう。耐えられるのはせいぜい20秒くらいで、30秒も食らっていると、激痛とともに脳細胞がチリチリと焼けるような感覚がしてきて、とても座っていられない。おそらく1分以上続けて食らうと深刻な脳障害を引き起こすか、下手すると死んでしまうだろうと思った。
どこから攻撃されているのか?周りを見渡す。上空に飛行機は見当たらないが、食らい続けている。ふと駐車場の向こう側を見る、妙な軽バンがライトをこちらに向けてくる、普通のヘッドライトの光じゃなく、もっと強力な光だ。
あそこから攻撃されているのか・・体をずらして直線上から軸をずらす、だがそれに合わせて、あちらもすぐ軸をずらして合わせてくる。しかも車も1台ではない、何台も、こちらにライトを向けているのだ。そして飛行機までやってきた、私を集中攻撃している・・なんの悪い冗談だこれは?!ここにはいられない!ベンチを立って原付へ跨る。また別の場所へ・・そしてiPhoneのマップを開こうとしたら、なんと急に画面に「iPhoneは使用できません」という表示が出てきて、マップ機能が使用できなくなったのだ!なんじゃこりゃ?!こんなもん見たことねーぞ?ぐ・・ひょっとして遠隔操作されているのか!?この時点で私のメンタルの余裕は消し飛んだ。私はこの辺の地理に詳しくないし、そもそも致命的に方向音痴なので、マップアプリがないと、いつも通っている道以外は走行不可能だ。それぐらいGPSに頼り切っている。だが、それでも行かなきゃいけない・・どこへ?わからない、それでもまた夜道へ走り出した。
次回へ続く。
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