悪魔の軍団に命を狙われた話②

悪魔の軍団に命を狙われた話②

記事
コラム
さて、前回の続きから書いていこう。上砂川町のローソンで水を買って、今晩どこで過ごすかを考えていたというところからだ。で、なぜ水しか買わなかったというと、このとき断食の誓いを立てていたからだ。つまり、この危機的状況で私は水しか飲むことができない。ゲームで言えばハードモード通り越してナイトメアモードだ。さいわい、時期的には夏なので気温上のハンデはない、どこかのキャンプ場で今夜をやり過ごそうか・・しかし、最近のキャンプ場は予約制のところが多く、飛び込みで行っても入れるかどうかわからない。そしてまたあてもなく、歌志内市へ向けて走り出した。特に理由は無いが、遠くへ行かなければならないと漠然と考えていた。歌志内市の道の駅へたどり着いたのが、日暮れどき、たぶん17時~18時ぐらいだ。本来は道の駅で野宿というのは、あまりよろしくないのだが、こちらは命の危険にさらされている身であるので大目に見てほしい。ベンチに腰掛けて、ただぼやーっとしていた、なにか、そわそわして落ち着かない。気が変わって神威岳展望台へと走り出した、ここには雲海テラスというのがあって、知る人ぞ知る絶景スポットと言われているのだが、正直、誰もいないだろうと思った。で、山道をノロノロと走っていき、山頂まで登ったのだが、案の定誰もいない。もちろん、いないほうが好都合だ。ここで一晩、やり過ごそう。そう思って、展望台へと登る。風がぴゅーぴゅー吹いていて寒い、そして困ったことに懐中電灯やランタンなどを忘れてきたので、暗くなってきたら妙に不安になってきた。空を見上げていると、バババババ・・と飛行機の音が聞こえてくる・・ここで一抹の不安がよぎる、ひょっとして飛行機は家の上空の地区一帯を攻撃していたのではなく私個人を狙っていたのではないか?では、ここまで追いかけてきたというのか?しかも、様子を見ていると、一台や二台ではない、何台も飛んで、旋回飛行しているのだ!この時点で一気に血の気が引いてきた。いったい何が起こっているのか?!私は何かとんでもないことに巻き込まれているのか?冷静ではいられない、そしてさらに、一台の車がやってきた、そして車をとめて、降りて崖の上から景色を眺めていた。嫌な予感がした。もちろん単純に景色を眺めていたのかもしれないが、若いカップルや、自分探しの旅でもしてる若造ならともかく、いい年こいたオッサンが、わざわざ一人、物思いにふけるような場所でもない。こういうと失礼だが、それほどの絶景スポットというわけでもなく、わざわざこれだけのために来るような場所ではないのだ。それで、妙に嫌な感じがしたので、急ぎ、山を下りることにした。いったい、どこへ行けばいいのだろうか・・もっと遠くへ行こう。そう思って、歌志内市から赤平市へと抜ける山道に差し掛かったころには、すでに日はとっぷり暮れていた。赤平市を抜けてさらに芦別市まで向かおう・・あ、その前にガソリンを入れなくては!田舎だとガソリンスタンドが閉まるのが早い、その前にガソリンを入れなくてはならない。さらに2ストエンジンオイルも切れかけていたのでホーマックでオイルも購入する。赤平か芦別か境目がよくわからないが、その辺のGSとホーマックに寄り、用を済ませる。はっきり言って原付で、夜遅くに山道を走るのは、それだけでかなり恐怖だ。ここら一帯は小規模な市町村が山と山を隔ててあり、町から町へ向かうのに、長い山道を抜ける必要がある。慣れていれば大したことはないかもしれない、それも昼間ならの話だ。夜は外灯すらない道でしょぼい原付のヘッドライトで闇の中を走るのは恐怖だ。で、ここまで書いてきて、また長くなりそうなので、次回に続きを書いていく。
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