武道やマラソン等のスポーツでは必ず相手の「呼吸」を読みます。相手の呼吸が自分より速く、浅いようであれば心理的に優位に立ち、逆ならば心理的に劣位に立つからです。面接試験では相手の「呼吸」を読むことまでは出来ませんが、自分の「呼吸」が速く、浅くなっていれば、声も気持ちも上ずってしまうので、失敗しやすくなります。ここで緊張する、アガる、不安が高まるといった「気持ち」を直接コントロールすることは難しいものの、「呼吸」をコントロールすることは容易に出来るので、「深呼吸」をして意識的に「呼吸を落とす」必要があるのです(ツボの刺激による内分泌系へのアプローチと原理的には同じです)。
【呼吸が合う】
赤ちゃんを寝かせるワザの一つに「呼吸を合わせる」というものがあります。これは赤ちゃんの呼吸は意外に速いものだが、それに合わせた呼吸音を聞かせると、安心してスヤスヤ眠ってしまうというものです(この成功率はかなり高いが、難点は呼吸を合わせた側も80%の確率で眠ってしまうということです)。つまり、相手より呼吸が速いと「負け」、相手より呼吸が遅ければ「勝ち」だが、相手と呼吸が同じになれば「気持ちが通ずる」「安心感が生まれる」ということでしょう。