人口より牛が多い街でAIでサービスを立ち上げるまで

人口より牛が多い街でAIでサービスを立ち上げるまで

記事
コラム
というただの自己紹介の続きをキャッチーなタイトルにしてみました。
牛というよりベコですね、ベコ。

実は北海道の東の端にある、とても小さな街出身です。

人口より、牛の数の方が多いんですよ。たしか4万頭くらいいたはず。
北海道あるあるですが、祖父母の本家が農家で、だいたい土日はいつも畑仕事を楽しんでいました。



大根、てんさい、じゃがいも、ビニールハウスではトマトや果物も育てていたと思います。
今思えばいい街でしたね〜。冬マイナス30度はいくんですが。

ただ、子供の頃の自分にとっては田舎であることはだいぶ強いコンプレックスでした。
テレビで見る都会や海外の風景、立ち並ぶ高層ビル、ゴミゴミしているけど活気に満ち溢れている、そんな場所にとてもとても憧れていましたね。

子供の頃の性格は、可もなく不可もなく。
ただ、やりたいと思ったことは、どんな素材を集めてでも色々なものを作っていました。

ミニ四駆のコース(懐かしい!)を作ったり、秘密基地を作ったり。
クオリティは正直低かったのですが、ないから諦めるというよりは、ないから作ってしまう。
そういう考え方で幼少期は過ごしてたと思います。

今思うと、その源流は今でも自分の中に色濃く残っているんだと思います。
だからこういうことをしようと思ったんでしょうね。


■ なぜ建築の道へ

最初は大工さんになりたいと思っていたんですよ。
その当時なりたい職業上位クラスだったはず、いまでいうyoutuber的な存在ですね。笑

ないなら作ってしまおう精神から最初は素材を集めて加工するくらいの単純なことだったんですが、色々学んでいくうちに、どうせなら大きなものを建てたいと思うようになりました。

まぁ正直、建築でも、船でも、飛行機でも、でかければなんでも良かったのかもしれません。
でも建物というのは、他と違って機能であると同時に、一点ものの作品でもありました。

そういう世界のあり方、作品としての建物に感動を受けて、建築の道に進もうとおもった記憶があります。


■ 形になっていく瞬間が、一番好きだった

小学校の文化祭で、体育館に徐々に黒幕が張られて、照明がついて、雰囲気が一気に変わっていく瞬間を覚えていますかね?

あの、日常的な空間が非日常の空間に変わっていく過程が、とても好きだったんですよ。
今までになかったものが、徐々に作り上げられていく感じ。

これ共感できる方いますかね〜・・・私だけなのか。

今の仕事でも、本当は打ち合わせに出ないといけない時間に、こっそり現場を見に行ってしまうことがあります。現場好きです笑

昔、テレビか何かである著名な音楽家が「思想が建築を作り、その中にアートを置き、装飾を加える。最後に音楽を付け加えることで空間が完成する」というようなことを話していたのを、今でも覚えています。

建築は空間を構成する一要素にすぎませんが、でも、それが全てのベースを作り上げていると考えると、この仕事にやりがいを感じますね。


■ AIとの出会い

という現場人間からなぜAIに出会ったかですね。

AIという存在自体は、一般的なニュースとしてもちろん知っていました。
ただ、ここまで深く付き合うようになったのは、ちょうど1年前くらいだったかなと思います。

副業でコンサルをやっている中で、AIで戸建て住宅を作る会社と色々と話す機会がありました。

当時、AIは人間の仕事を淘汰する、人は何をすべきか、みたいな議論があちこちでされていましたが、自分はAIを建築業界に持ち込むことに、むしろ賛成の立場でしたね。

そもそも設計士の仕事は、線を引くことだけではないです。
これ結構勘違いしている方いるんですよね。。。

お客さんの要望を、クリエイティブな発想で作品と生活の場に仕上げていくこと。
設計は単なるツール、まぁ技術みたいなもので、人の真価はその提案力にあると、ずっと思っていました。

ようはこの技術を使って何を成し遂げたいかの方が重要だと思うんですよ。
単純に線を引く作業がなくなれば、建築士はより良い空間、より良い間取りを考えることだけに集中できますし、それをいかに魅力的に伝えるかに頭を使えるようになります。

そっちの方が我々設計士としても仕事が楽しくなると思うんですよね。
建築士が先生と呼ばれる時代は結構前に終わってしまったので、本来あるべき先生の姿になるために、AIには非常に可能性を感じています。


■ 「もうやるしかない」と思った瞬間

幼少期の体験や、建築士としての思想を振り返れば、ないものは作るという発想にたどり着くのは、そんなに難しいことではなかったと思います。

正直、まずは自分のためでいい。とおもってやっていました。

自分が作るものが世の中に受け入れられるまでには、少し時間がかかるだろうとも思っていますし、そもそも誰かのニーズを汲み取るデザイン思考的な発想ではなく、これは面白そう!こんなのあるんだ、使いたい!と思えるアート思考で、サービスを作ったほうが楽しいと思うんですよね。

なんか昔、携帯電話にキーボードがとりついていたやつありましたよね笑
デザイン思考をするとああなってしまうんです。

まぁただ、新しいサービスを産むにしても私にはコードを書く技術はありません。
そんな中、AIの時代であれば、コードが書けるというニュースを聞いて、この時代であればもうやるしかない、と後先考えず始めてしまいました。

建築と一緒ですが、考えたものが徐々に形になっていくのは、
最高に楽しいですね。いやほんと

コードは書けなくても、サイトの構造は理解できますし、
デザインの良し悪しも分かりますし、
UI/UXの感動的な体験も、感覚として分かります。

設計で培った思想は、そのままそっちにも応用できると、自分の中で確信があったんでしょうね。


■ 今、作っているもの

そうやってもうやるしかないで作り始めたのが、「IRODORIマンション相談室」というマンション診断サービスです。

一級建築士・宅建士としての知識と、AIを組み合わせて、住まい選びの判断材料を中立な立場から提供しています。

詳しくは別で書いていますが、根っこにあるのは、今回書いたのと同じ「ないものは、自分で作ってしまう」という気持ちです。

以上!
つぎは、なんか、ちゃんとシステムを解説していきます。

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