個人情報ダダ漏れの同人活動

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私はいわゆる「古のオタク」なので、同人活動の原風景といえば、「紙とインクからなる印刷物」「手描き」、そして「個人情報だだ漏れ過ぎ」です。


今みたいにネットでさっと印刷所が調べられ、オススメの企業が分かる状態ではありませんでした。そういった情報をまとめた「ペーパー(サークルが発行する活動情報を載せたチラシのようなもの)」がたまたま手に入ることもありましたが、同人活動をしている友達に紹介してもらったり、同人誌の奥付にある印刷所に問い合わせたりしていました。それらに返信用封筒(送料分の切手と宛名シールの場合もあった。送料は請求者が負担していた)を郵送し資料を手に入れました。


デジタルツールはあまり使用されていなかったので、ペーパーは癖がありまくる手書きの字が並んでいました。拙さと温かみに溢れ、同好会という色が強かったです。



ご存知の方も多いでしょうが、同人誌の奥付には「作家の本名と住所」が記載されていました。責任の所在を明確にするためなのですが、「やべえな」としか思えない。いろんなサークルが記事を載せた情報交換ペーパーがあったのですが、それにもずらっと個人情報が掲載されていたのです。ネットが個人に急速に普及してくると、消えていきました(当たり前)。今見ると、ただただ個人情報が濫用されないようにと心から祈らずにはいられません。



「今と比較して昔はよかった」と懐古趣味に走れるほど、過去は美しいものではなかったなと個人的には思います。でも、その原風景が私をまだここに引き留めている面もあります。ファン同士が集う楽しさは、私を魅了してやまないものです。

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