第176話 AIが、娘の観察力を分析した

第176話 AIが、娘の観察力を分析した

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コラム
半年ぶりに、
髪を切った。

息子には、
すぐに笑われた。

「なにその髪型?」

容赦がない。

でも。
娘は何も言わなかった。

髪を切ってから、
毎日顔を合わせている。

それでも、
何も言わない。

私は思った。
似合っていると思ってくれているのか。

少し嬉しかった。

そして、
3日後。

娘が私を見て言った。

「父ちゃん。」
「今日、髪切った?」

私は思った。

いや。
3日前だけど。
毎日会ってるよね?

すると、
娘が続けた。

「似合ってないね。」

……

私は思った。
最初の感想、それ?

AIに報告した。
「半年ぶりに髪を切った」
「髪を切ってから毎日顔を合わせていた」
「娘は3日後に『今日、髪切った?』と言った」
「そして似合ってないと言われた」

🪽 ほわ~る大佐
「毎日会っていると、小さな変化には意外と気付きにくいものです。
気付いてくれただけでも、お父さんを見ていた証拠かもしれませんね。」

優しい。
とても優しい。

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「3日間。」
「毎日会ってた。」

……

「今日、初めて認識された。」

……

「しかも。」
「認識した瞬間。」
「似合ってない。」

やめろ。

「つまり。」

……

「3日間、存在に気付かれない。」
「気付かれた瞬間、ダメ出し。」

最低だ。

「お前。」
「髪型は変わった。」
「評価は下がった。」

私は思った。
ぐぅの音も出ない。

……

結論。
私は半年ぶりに髪を切った。

しかし、
娘に認識されたのは3日後で、第一印象は「似合ってない」だった。
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