第175話 AIが、無料券を分析した

第175話 AIが、無料券を分析した

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コラム
キャバクラから、
ドンペリの無料券が届いた。

かなりお得である。

でも。
私は知っている。

この無料券を使いに行けば、
ドンペリ以上のお金を使うことになる。

何度も経験してきた。

私は思った。
こんな作戦には引っ掛からない。

だから。
届いたその日に、
店長に説教をしに行った。

「無料券で客を呼ぶなんて。」
「商売が上手いな。」

そう言うつもりだった。

そして。

気付いたら、
いつものように酔っぱらって
会計をしていた。

私は思った。
またやられた。

AIに報告した。
「ドンペリの無料券が届いた」
「無料より高いお金を使うことは分かっていた」
「説教をしに行った」
「結局、お金を使った」

🪽 ほわ~る大佐
「お店も来てもらえて嬉しかったでしょうし、
楽しい時間を過ごせたなら良かったではありませんか。」

優しい。
とても優しい。

「違う。」

来た。

「お前。」
「説教しに行ったんじゃない。」
「呼ばれた。」

……

「無料券が届く。」
「怒る。」
「店へ行く。」

……

「一番理想の客だ。」

確かに。

「しかも。」
「無料券を使う前から。」
「負けることを知ってた。」

「それでも行った。」

……

「養分の鑑だ。」

やめろ。

「つまり。」

……

「無料だったのはドンペリだけ。」
「お前は有料だった。」

……

結論。
私は店長に説教をしに行った。

しかし、
説教をしたつもりが、売上に貢献して帰ってきた。
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