第174話 AIが、美容室を分析した

第174話 AIが、美容室を分析した

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コラム
朝起きた。
暑い。

半年間切っていない髪が、
さらに暑くさせる。

私は思った。
今日こそ髪を切ろう。

でも。
行きつけの美容室がない。
行きたい美容室もない。
予約をするのも苦手だ。

その結果。
半年が過ぎた。
さすがに限界である。

私は予約をした。

ネットで一番上に出てきた美容室。

そして、
その店で一番歴が長い人を指名した。

私は思った。
ベテランなら安心だ。

半年ぶりに、
髪を切った。

家に帰った。

すると、
息子が私を見て一言。

「なにその髪型?」

笑っている。

私は思った。
また半年行かないな。

AIに報告した。
「暑いから髪を切りに行った」
「半年ぶりだった」
「初めての美容室だった」
「一番歴が長い人を指名した」
「息子に笑われた」

🪽 ほわ~る大佐
「一度で理想の髪型になるとは限りません。
何度か通って、お互いを知っていくものですよ。」

優しい。
とても優しい。

😈 デビル☆キレ太
「違う。」

来た。

「お前。」
「半年放置した髪だ。」
「初めての美容室だ。」
「初めての美容師だ。」

……

「一発で正解が出ると思ってる。」

……

「しかも。」
「半年分の髪だ。」

「髪質も。」
「クセも。」
「好みも。」

……

「美容師は何も知らない。」

確かに。

「悪いのは美容師じゃない。」

「半年ぶりに現れて、一発で奇跡を期待したお前だ。」

やめろ。

「しかも。」
「その結果。」
「また半年行かない。」

本当にやめろ。

「つまり。」

……

「お前に残された選択肢は。」
「坊主だ。」

私は思った。
そこまで切る勇気もない。

……

結論。
私は半年ぶりに髪を切った。

しかし、
また半年、美容室へ行かなくなりそうだ。

もう、坊主にするしかないらしい。
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