会社のホームページ用の写真を撮るなら、採用ページやSNSに使う動画も一緒に用意したい。そう考えたとき、最初に整理したいのは「写真と動画を同じ日に頼めるか」だけではありません。
同日撮影は可能ですが、一人の制作者が担当する場合、写真と動画は順番に切り替えて撮影します。何を完成させたいのかを先に共有すると、必要な準備をまとめやすくなります。
同じ場所・同じ出演者なら、まとめて進めやすい
例えば、スタッフの人物写真と仕事風景の短い動画、店内や商品の写真と30〜60秒の紹介動画など。場所や出演者が共通なら、別の日に何度も集まってもらう負担を減らせます。
一方、式典の一度きりの瞬間を写真と動画の両方で残す場合や、複数の部屋で同時に撮影する場合は、撮影者の追加が必要になることがあります。「同日」と「同時」は分けて考えることが大切です。
動画は、長さより先に使い方を決める
「動画も少し欲しい」という段階では、次の5項目を整理してみてください。
・掲載先はホームページ、採用ページ、SNSのどこか
・横型と縦型のどちらが必要か
・話す声を収録するか、BGM中心か
・完成する動画は何本で、何秒くらいか
・必ず入れたい人物や仕事の場面は何か
横型動画を後から縦に切り抜くと、手元や設備が欠けることがあります。両方の画面で使うなら、撮影前から伝えておくと構図を考えやすくなります。
3時間の進行を考える例
1拠点で人物・仕事風景・内観を撮る場合、次のような分け方が考えられます。これは仮の進行例で、実案件の実績や保証する時間配分ではありません。
・20分:担当者との確認と設営
・50分:スタッフの人物写真と仕事風景の動画
・50分:別の仕事場面、商品・設備の写真と動画
・40分:内観・外観、手元などの補足カット
・20分:不足確認、撮り足し、片付け
合計180分です。写真をすべて撮ってから動画で回り直す以外にも、場所・出演者ごとに写真と動画を組み合わせる方法があります。実際には音声収録や移動、出演人数に合わせて調整します。
見積もりは、納品されるものまでそろえて比べる
同じ「3時間の撮影」でも、写真の枚数、動画の本数と長さ、字幕、修正回数が違えば、必要な編集作業は変わります。
例えば「写真約30枚と30〜60秒の動画1本」という内容と、「社員インタビューを含む3分の動画と複数本の縦型動画」では、別の条件として考える必要があります。
撮影場所の追加、静かな音声収録場所の確保、複数カメラの体制、交通費、追加編集の扱いも、依頼を確定する前に確認しておきましょう。基本プランに長いインタビューや別サイズの動画まで含まれるとは限りません。
まずは「必須の素材」を3つ挙げる
まだ具体的なカットが決まっていなければ、「採用ページの社員写真」「仕事風景の横写真」「30秒の職場紹介動画」のように、今回の公開に必要なものを3つ挙げてみてください。
それに掲載先、場所、出演できる人数、希望時期を添えると、同日にまとめられる範囲を整理しやすくなります。撮影を詰め込みすぎず、切り替えと確認の時間を含めて計画することが、必要な素材をそろえるポイントです。
※表紙は撮影準備を表した生成イメージです。特定の撮影案件の実写写真ではありません。