はじめまして。
私は、最近の建築的キャリアとしては珍しく、そうならざるを得ない事情がひしめき合い、少々のよろめきとともに、建築独学という形を取っています。
処女設計は友人に依頼された、1坪に満たない仕出所です。
私はお茶を習っており、ここは茶室の精神を入れ込んで設計しました。
即ち、
「すでに存在する素材を活かし、(亭主が)仕事がしやすいように」
です。
この写真の、手書き図面の、住宅の中の、1階の、2つ窓が見えている、その小さなものが、その設計した、仕出所です。
以降、実現したもの・しなかったもの、含めて独学で学び、また今も学んでいる最中です。
「すでに存在する」というのは、レッドシダーのテラス内に計画したからです。その既存の架構を最大限活かした設計としました。
だからこの小さな仕出所は、元からここにあったかのような印象を醸成しています。
この最初の仕事は、私にとってとても重要なものだったと思っています。
新築計画であれば、この「すでに存在する」というものは、
「その建築にふさわしい」素材、ということになるでしょうか。
そういう設計を心掛けたいと思っています。
<了>