2026年11月5日、会計検査院が2025年度の決算検査報告を高市首相に提出した。
指摘された問題は250件、金額は約1445億円。
前年の約541億円から、金額は約2.7倍に増えている。
ただし、1445億円すべてが無駄遣いと認定されたわけではない。
過大な支出や補助金の問題、有効活用されていない資産など、さまざまな指摘が含まれている。
それでも、相当な金額であることに変わりはない。
今回、特に大きかったのは、中小企業基盤整備機構の共済システム再構築に関する約679億円の指摘だった。
調べてみると、システム開発の契約額が当初の約555億円から約963億円へ膨らみ、稼働予定も大幅に延期されている。
いったいどうして、こんなことになるのだろう?
そこで、この問題自体を占おうと思った。
占断した結論は「部分的な改善は進んでも、根本的な構造改革には時間がかかりそう」というものだった。
そもそも、ネタも結果も地味過ぎて面白くなさすぎる。
そして、ただでさえこのブログを読む人は少ないのに読者を更に希少種にしてしまいかねない。
そこでだ、こうした問題を見つけている会計検査院とは、いったいどんな組織なのだろう?
最近叩かれまくる財務省やらこども家庭庁も気になるところだけれど、それ以上に気になるのが、あまり知られていない会計検査院だ。
この組織は、本来の使命を果たせているのか?
そして、いつまで存続するのか?今回は、会計検査院そのものを占ってみることにした。
会計検査院は、明治時代に生まれた146歳の組織
まず驚いたのが、その歴史の長さ。
会計検査院が設置されたのは、1880年3月5日。まだ明治13年である。
前身となる組織は1869年にまでさかのぼるが、「会計検査院」として設置されたのは1880年だった。
その後、1889年5月10日に会計検査院法が公布され、明治憲法の下で独立した官庁としての地位を確立した。
さらに1947年5月3日、日本国憲法と現行の会計検査院法によって、現在の制度へ移行する。
つまり、明治、大正、昭和、平成、令和と、政治体制の大きな変化を乗り越えてきた組織なのだ。
現在の会計検査院は、内閣から独立した憲法上の機関である。
国の決算を調べ、問題があれば指摘し、改善を求める。
言ってみれば、国のお金の使い方を監視する番人だ。
そんな組織にも、人間と同じように誕生日がある。
だったら、ホロスコープからその性格や使命、今後の運命を調べてみても面白いのではないか。
ちなみに、こうした組織の設立図を読む手法は、一般企業の性格や将来性を占う場合にも応用できる。
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会計検査院のホロスコープを2種類作ってみた
今回も、インド占星術を中心に占断した。
使用したのは、1880年3月5日の設立図と、1889年5月10日の会計検査院法公布図。
さらに、これまで国家占断で使用してきた日本国のホロスコープも参考にしている。
ただし、設立や法律公布の正確な時刻は分からない。
そのため、今回は正午を仮の時刻として、時間による変動が比較的小さい惑星の配置を中心に読んだ。
出生時刻が確定していない以上、ハウスや細かな運勢周期を根拠に断定することは避けている。
すると、設立図と法律公布図では、かなり対照的な性格が見えてきた。
1880年設立図|正義感は強いが、実行力には課題がある?
最初に1880年の設立図を見てみる。
特に目を引くのは、木星、水星、土星という3つの惑星が、同じ魚座に集まっていることだった。
木星は法律、倫理、正義、知恵を象徴する。
水星は計算、記録、分析、情報処理。そして土星は、責任、規律、監督、継続を表す。
どれも、会計検査院の仕事に関連づけられる象徴だ。
もちろん、仕事内容を知ったうえで見ているのだから、これだけで「占星術が使命を言い当てた」とは言えない。
それでも、この3つが集中しているのは興味深い。
さらに木星は、自分本来の力を発揮しやすい魚座にいる。
一方、水星は同じ魚座で、本来の能力を発揮しにくいとされる配置になる。
ただし、強い木星が同じ場所にいるため、水星の弱さを補う条件もある。
ここから、一つの性格が浮かんできた。
「問題を見つける能力はある。
しかし、見つけた問題を実際の改善につなげるには苦労する組織」
会計検査院は問題を指摘し、是正を求めることができる。
一方、すべての行政機関に代わって予算を執行したり、契約を変更したりするわけではない。
問題を発見することと、その問題を解決することは別なのだ。
実際の制度にも、その難しさがある。
これは占星術的な性格と、現実の組織の役割が対応しているように見える部分だと思う。
1889年|独立した組織としての権威が強くなる
ところが、1889年の会計検査院法公布図では、雰囲気が大きく変わる。
太陽が牡羊座に入り、非常に強い状態にある。
さらに、法律や正義を象徴する木星も、自分本来の射手座にいる。
しかも、その木星から太陽へ影響を及ぼす配置になっている。
太陽は権威や統治を象徴する。
その太陽を、法律や倫理を表す木星が支える。
占星術的には、国家の権威を背景に、独立した役割を果たそうとする組織として読むことができる。
実際、1889年は会計検査院が憲法上の地位を得て、独立した監督機関として歩み始めた重要な年でもある。
1880年の設立図が専門家としての使命を表しているとすれば、1889年の図は、その使命を果たすための権威を表しているように見える。
ただし、強い権威があるからといって、その権限を常に十分発揮できるとは限らない。
むしろ、今後の占断ではそこが重要になる。
過去の制度改革と、星の動きを照らし合わせてみた
ここで、実際に会計検査院が大きく変わった時期を調べてみた。
1998年1月12日、国会から特定の事項について検査を要請できる制度が施行された。
会計検査院の役割が広がった重要な制度変更である。
この日の星を計算すると、土星が1880年の設立図にある土星へ約2度まで近づいていた。
いわゆる土星回帰の時期だった。
インド占星術において、土星は責任や制度、規律、長期間にわたる課題を象徴する。
組織の責任や役割が見直された時期に、土星が元の位置へ戻っていた。
これは興味深い一致だと思う。
ただし、過去の出来事を知ってから星を照合しているため、偶然の一致という可能性もある。
ほかの土星回帰の時期も調べなければ、予測の根拠として十分とは言えない。
そして、今回さらに気になるのは、この土星回帰が再び訪れることだ。
2027年3月末|会計検査院に転換点が来る?
最も注目したいのは、2027年3月30日前後。
1880年の設立図にある土星の位置へ、運行中の土星がほぼ正確に戻ってくる。
しかも、この時期は木星も強い状態にあり、設立図の土星へ影響を与える配置になる。
土星が示すのは、責任や制度の再点検。木星は、法律、正義、発展を象徴する。
この組み合わせから、僕は2027年に会計検査院の役割や監督機能が改めて注目される可能性を考えている。
たとえば、行政システムの開発費、補助金、基金、外部委託契約など、国の支出をより厳しく検査する動きが考えられる。
ただし、具体的な法改正が成立するとまでは読めない。
今回の占断で重要なのは、会計検査院の仕事が増えることよりも、指摘した問題をどこまで改善させられるのかという部分だと思う。
監査が厳しくなっても、同じ問題が繰り返されるのでは意味がない。
2027年は、その実効性が問われる年になるのではないだろうか。
2028〜2029年|新しい役割を求められる?
2028年末には、1880年の設立図にあるラーフの位置へ、運行中のラーフが戻ってくる。
ラーフは、従来の枠を超えた変化や、未知の領域との関わりを象徴する。
ここからは、会計検査院が新しい種類の問題へ対応する必要に迫られる可能性が考えられる。
行政のデジタル化やAIの導入など、今後の国の支出には、これまでとは異なる検査能力が求められるだろう。
もちろん、AIに関する問題が発生すると星だけで特定できるわけではない。
これは、今後の占断を検証するための具体的な候補の一つだ。
従来の会計検査の枠組みで、新しい行政の仕組みに対応できるのか。
2028〜2029年は、会計検査院の仕事の方法そのものが変化する時期になるかもしれない。
2029〜2030年|独立性が試される可能性
そして、もう一つ気になる時期がある。2029年7月、同年11月、2030年3月頃。
この3つの時期に、運行中の土星が1889年の会計検査院法公布図にある太陽へ繰り返し接近する。
1889年の図で、特に強い状態にあった太陽だ。
この太陽は、組織の権威や独立性を象徴するものとして読んでいる。
そこへ土星が重なる。
占星術的には、権威に対する圧力、責任の追及、制度上の制約などを考えられる配置だ。
となると、2029〜2030年には、会計検査院の独立性や存在意義が改めて問われる可能性がある。
ただし、これは組織が弱体化するという意味に限らない。
厳しい状況を経て、かえって独立性や権限が強化される可能性もある。
どちらの方向へ進むかは、今後の政治状況や実際の制度改革と照らし合わせて判断する必要がある。
では、会計検査院の寿命はいつまでなのか?
今回、一番気になっていたのはここだった。
結論から言えば、少なくとも2030年までに会計検査院が消滅する、という読みにはならなかった。
むしろ、組織の役割が改めて定義されていく流れが強いように感じる。
そもそも会計検査院は、日本国憲法第90条に定められた機関だ。
通常の行政組織と違い、簡単に廃止できるものではない。
そして、明治時代から146年もの間、大きな制度変更を経験しながら存続してきた。
今回のホロスコープでも、2027年には責任の再確認、2028〜2029年には役割の変化、2029〜2030年には権威や独立性への試練という流れが見えてきた。
つまり、僕の今回の占断では、会計検査院の寿命が尽きるというよりも、これから生き残るために、何を変えなければならないのかを問われる時期だと考えている。
最後に|本当に必要なのは、問題を発見することだけなのか?
2026年11月5日に提出された決算検査報告では、約1445億円に及ぶ問題が指摘された。
これだけの金額を調べ上げ、問題点を明らかにする仕事は重要だ。
会計検査院が存在しなければ、明るみに出なかった問題もあるだろう。
ただ、僕が気になるのはその先だ。
問題を指摘しても、次の年にまた似たような問題が発生する。
改善を求めても、仕組みそのものはなかなか変わらない。
そうだとしたら、会計検査院だけではなく、指摘を受けた行政機関や政府、国会の責任も考えなければならない。
今回の占断では、2027年3月末が最初の重要な転換候補として浮かんだ。
そして2029〜2030年には、会計検査院の独立性や存在意義そのものが問われる可能性がある。
果たして、146年の歴史を持つ「国の財布の番人」は、これからもその使命を果たし続けられるのだろうか。
それとも、さらに強い監視機能を備えた組織へと生まれ変わるのだろうか。
今回の予測はここに残しておこう。
2027年以降、実際にどのような制度変更や権限の見直しが行われるのか、引き続き確認していきたい。
あなたが関わる会社にも、性格や運命があるとしたら?
今回の会計検査院のように、企業や組織にも設立日があり、そこから性格や強み、弱点、転換期を占うことができる。
会社との相性が合わないのは、自分自身の問題ではなく、組織の性格との違いなのかもしれない。
今いる会社は、これから発展するのか。それとも、大きな転換期を迎えるのか。
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