前下重暁子さんの「家族という病」という本を読みました。
私たちは 家族の定義を 夫婦や親子関係を主軸とし、感情的絆を共にし
小集団で日常生活し互いに協力しあうものとしています。
そして何かが起きれば家族一丸となり助け合い、お互いを思いやる
そういった温かな集団だと思いこんで、そしてそれを手に入れるため
少なからずの努力をします。
ホロスコープでは家族は真北の四ハウスを位置し、
心が安定と平安を得る場所、家庭の環境、人生のベースになるシナリオ
心理的家族からの伝承、大きな括りでは歴史的、民族的起源から来る性質を
表します。
そして水のエレメントの 蟹座が担当し、
母性愛、家族愛、保護愛、深い同情し、、感受性を発揮し、
自らの城を守り慈しみます。
でも実際は、
人生の舞台に投げ込まれ否応なしにその人生を全うするしかないのが
我々です。
お子さんの相談、家族の相談を受ける度に、4ハウスに課題が刻印されている
そういうホロスコープを見るたびに、
家族がそのような共感的繋がりで、心安らぐ場所ではなく
自分の事の始末なら理解できますが、度々家族から巻き込まれる
問題の対処に追われ 実は冷淡な人間関係、誰かの犠牲のもとに、日常が循環している
そういった面を見聞きします。
もはや家族は病というよりは 重き荷を背負って遠き道を歩くかの如きです。
ですから家族だから、夫婦だから、親子だから こういった言葉は
使えない、むしろ1人1人とのほどよい距離と関係性で
自分を見失わないように そして人は生れてから死ぬまでずっと孤独
だなと。
テレビドラマにある温かな家族を作りたかったけれど、努力したけれど、
それが結果にならない事も多いのだと。
その時の精一杯があるのだから、もうそれで充分です。
各々が自ら幸せを感じる 距離感で生活できればよいのですね
だから自分自身の事を大切にして欲しいのです。
以前篠田桃紅さんの 「これでおしまい」という本の冒頭に
みんな誰だって1人
人生は最初からおしまいまで孤独ですよ。
1人で生れ、1人で行き、1人で死ぬんです。誰も一緒にやってくれません。
そしてもう一つ
人生というのは究極に孤独なんですね。
誰もその人というものをそっくり受け止めることはできない。
夫婦も無理、親子も無理、友達も無理。
みんなその一部を共有したということでしょうね。
壮年期を迎え、多くの悩み苦しんできましたが、
今桃紅さんが与えてくれた言葉は私には何度も向き合いたい
そういった言葉になります。
その度に色々と傷が痛みますが、、、、、