「当たりますか?」
鑑定の前に、まあまあ多くいただく言葉です。
・・・お気持ちは、よくわかります。
でも、ひとつだけ。
最初にお伝えしておきたいことがあるんです。
タロットは、未来を「当てる」ものではありません。
あなたの心の奥で、
もう答えが出ているのに、
見ないようにしているもの。
それを、そっと、テーブルの上に並べる。
タロットがしているのは、それだけなんです。
私は58歳です。
20代は、役者をしていました。
その後は、会社で管理職を長くやりました。
上からは詰められ、下からは突き上げられ。
「自分の本当の気持ち」なんて、
何十年も、後回しにして生きてきた人間です。
だから、わかるんです。
迷っている人の多くは、
答えを「知らない」んじゃない。
答えを「認めたくない」だけなんだと。
たとえば、あなたが
「この仕事を続けるべきか」で悩んでいるとします。
カードを引きます。
そのカードを見た瞬間、
あなたの心が、ほんの少し、軽くなったり、
逆に、ぎゅっと痛くなったり、する。
その反応こそが、答えです。
カードの絵柄じゃない。
カードを見た、あなたの心の動き。
そこに、ぜんぶ出ているんです。
だから私の鑑定では、
「こうなります」と言い切ることは、あまりしません。
その代わりに、
「あなたは、本当はどうしたいですか」を、
何度でも、お訊きします。
・・・遠回りに、聞こえますか。
でも、人に決めてもらった道は、
途中でかならず、ぐらつきます。
自分で「これだ」と思えた道だけが、
あなたを、最後まで運んでくれる。
迷いは、悪いものじゃありません。
迷えるということは、
あなたが、ちゃんと真剣に生きている証拠です。
ただ、ひとりで抱えると、重い。
そういうときは、
カードと、私を、使ってください。
当てるためじゃなく、
あなたの心を、整理するために。
・・・隣で、いっしょに並べましょう。
◆次回は──「引き直しては、いけない。」
カードとの、たった一つの約束について書きます。
■ 迷いを言葉にできないときは、メッセージひとつから。
えんたく|迷い整理タロット