84 「パパ・ママ」「ちゃん・くん」…親子間の呼び方、子どもが大きくなったら変えるべき?

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「パパ・ママ」「ちゃん・くん」…親子間の呼び方、子どもが大きくなったら変えるべき? 子育てのプロに聞いてみた


「パパ・ママ」「○○ちゃん・○○くん」…子どもが親を呼ぶとき、また逆に、親が子どもを呼ぶときの呼び方は、家庭によってさまざまです。
子どもが親を「パパ・ママ」と呼ぶケースでは、「子どもが大きくなったら『お父さん』『お母さん』に変えさせた方がいいのかな」と悩む親もいるようです。

また、親が子どもを呼ぶときも、「幼い頃のままの『○○ちゃん・○○くん』という呼び方を続けてよいのか気になる」という声もあります。


 親子のコミュニケーションに欠かせない「呼び方」。子どもの成長にあわせて変えた方がよいのでしょうか。
子育てアドバイザーの佐藤めぐみさんに聞きました。
成長とともに「子どもが自ら変える」ことも


Q.親から子、子から親に対する「呼び方」は、育児や親子関係においてどのような意味合い、効果を持つものだと思われますか。
佐藤さん「親子間での呼び方は単なる呼称ではなく、愛情表現の一つであり、その呼び方自体にも愛着を感じているものです。

そして、呼びかける瞬間も呼ばれる瞬間も、親と子のつながりを意識させるものだと思います。
特に親にとっては、わが子以外に『パパ・ママ』と呼んでくれる人はいないので、親としての認識を高める言葉ともいえそうです」



Q.幼少期から、子どもが親のことを「パパ・ママ」と呼んでいる場合、大きくなってからもその呼び方を継続してよいのか悩む親もいます。
佐藤さん「呼び方に関しては『パパ・ママ』を継続することに何の問題もありません。
ただ、男の子は小学校高学年くらいになると、『ママ』と呼ぶことが恥ずかしいと思う子も出てきて、自ら変えることもあります。

『お父さん』『お母さん』、そして、さらに年齢が進むと『おやじ』『おふくろ』と呼び方を変える子もいます。
友達の影響力が強くなってくると、子どもの方から変えることが多いので、親がこうすべきと決めなくていいと思います」



Q.一方で、子どもの幼少期から親が「○○ちゃん・○○くん」と呼んでいる場合、大きくなってからもこの呼び方を続けてよいのでしょうか。
佐藤さん「『○○ちゃん・○○くん』と呼び続けること自体は問題ありません。
ただ、このような疑問が挙がる背景には、『○○ちゃん・○○くん』は幼い子への呼び方ではないか、という考えがあるからでしょう。

呼び方自体は何ら問題ありませんが、もし仮に、親が子離れできぬままの結果が『○○ちゃん・○○くん』だとしたら、それは問題になり得ます。
大事なのは『どう呼ぶか』よりも、その背後にある『互いの関係性』です。
わが子の自立を妨げてしまうような親の過干渉の結果が『○○ちゃん・○○くん』の継続であれば、親子間の距離から見直す必要も出てきます」


Q.もし、子どもが親を呼ぶときの呼称を「変えさせたい」と思うのであれば、親は子どもに対してどうアクションするのがよいですか。
佐藤さん「親が『今日から“ママ”ではなくて“お母さん”ね』とアプローチする場合、子どもの年齢によっては、呼び方が変わることで『ママがママではなくなってしまう』と感じる場合があります。

子どもは『ママ』と呼ぶことで安心感を得ていたり、『ママ』という呼称自体に愛着を感じていたりするものなので、急に『お母さん』と呼ぶように言われても、なかなかすぐには切り替えられないこともあるでしょう。
先述のように、ある程度の年齢になると、子どもの方から親への呼び方を変えることはよくあるので(特に男の子)、それに委ねた方がよりスムーズといえます」



Q.中には、「『ママ』と呼ぶのが照れくさくなる時期を経験しているから、わが子には最初から“お母さん”と呼ばせている」といった親自身の体験談も聞かれます。
佐藤さん「今は『パパ・ママ』派と『お父さん・お母さん』派がありますが、昔は初めから『お父さん・お母さん』が当たり前でした。
どうスタートさせるかは家庭それぞれの選択であり、それぞれ方針があっていいと思います。

ただ、赤ちゃんの発語の流れで、生後6カ月くらいになると『マ』『パ』などの『子音+母音(m+a、p+a)』が出てくるので、『ママ・パパ』の方が赤ちゃんにとって発音しやすい呼び方ではあると思います。
そのため、『ママ』に比べると、初めから『お母さん』と正しく言うのが難しいという点は、知っておいた方がいいかもしれません」



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