SNSを継続していると、
「前にも同じことを書いた気がする」
「言葉を変えただけで、結論はいつも同じ」
「どの投稿も似た雰囲気になってしまう」
と感じることがあります。
自分の専門分野について発信する以上、中心となる考えが共通するのは自然なことです。
しかし、毎回同じ切り口や構成で伝えていると、書いている本人も読者も新鮮さを感じにくくなります。
投稿が似てしまうのは、知識や経験が足りないからとは限りません。
多くの場合、発信材料の分け方や見せ方に原因があります。
今回は、SNS投稿が毎回同じ内容になる5つの原因と、それぞれの改善方法をご紹介します。
原因1.1つのテーマを1つの切り口でしか見ていない
例えば、英語講師が「英語学習は毎日5分でも続けることが大切」と伝えたいとします。
この考えを毎回そのまま投稿すると、
・毎日5分でも大丈夫です
・5分から始めましょう
・大切なのは5分でも続けることです
というように、表現は違っても同じ投稿になります。
改善するには、テーマそのものではなく、その周辺にある情報を分けてみます。
・なぜ長時間の勉強は続きにくいのか
・講師自身はどんな失敗をしたのか
・5分で何をすればよいのか
・忙しい日はどうすればよいのか
・続けられなかった日はどう考えるのか
・小さな成長をどう確認するのか
同じ「毎日5分」というテーマでも、読者の疑問や困る場面を変えると、異なる投稿に展開できます。
原因2.いつも発信者側から説明している
商品やサービスについて詳しいほど、
「自分が伝えたいこと」
「自分が知っていること」
「自分が大切だと思うこと」
を中心に書きがちです。
その結果、毎回が同じ説明や主張になってしまいます。
改善するには、読者が置かれている状況からテーマを考えてみましょう。
同じサービスでも、読者にはさまざまな段階があります。
・まだ悩みに気づいていない人
・悩んでいるが解決方法を知らない人
・方法は知っているが行動できない人
・いくつかのサービスを比較している人
・申し込みたいが不安がある人
読者の段階が変われば、必要な情報も変わります。
「自分は何を伝えたいか」だけでなく、「今の読者は何を知りたいか」を考えることで、投稿の幅が広がります。
原因3.投稿の役割が一種類しかない
役立つ情報を発信しようとして、すべての投稿がノウハウになっていないでしょうか。
反対に、集客を急ぐあまり、毎回が商品やサービスの案内になっていることもあります。
投稿の役割が同じなら、テーマを変えても全体の印象は似てしまいます。
改善するには、投稿ごとに異なる役割を持たせます。
例えば、10本の投稿を次のように分けられます。
・読者への共感:2本
・ノウハウや解決方法:3本
・自分の体験談:1本
・よくある質問への回答:1本
・仕事で大切にしている考え:1本
・チェックリスト:1本
・商品やサービスの案内:1本
知識だけでなく、経験や価値観も加えることで、発信者の人柄が伝わりやすくなります。
また、サービス案内ばかりになることも防げます。
原因4.文章の構成が毎回同じ
テーマが違っても、毎回、
「こんなお悩みはありませんか?」
「実は○○が大切です」
「ぜひ試してみてください」
という構成では、似た印象になります。
文章の型は、内容を分かりやすく整理するために便利です。ただし、同じ型だけを使い続けると、投稿のリズムが単調になります。
改善するには、投稿の形式を使い分けてみましょう。
・結論から始める
・質問から始める
・失敗談から始める
・読者のよくある場面を描写する
・3つのポイントにまとめる
・チェックリストにする
・よくある誤解を訂正する
・Q&A形式にする
・短いストーリーにする
・一言のメッセージに絞る
内容だけでなく、入口と構成を変えることで、投稿ごとの違いが生まれます。
原因5.過去の投稿を整理していない
毎回その場で投稿を考えていると、最近書いた内容だけを思い出しやすくなります。
過去に何を書いたか分からないため、無意識のうちに同じテーマを選んでしまうこともあります。
改善するには、簡単な投稿一覧を作っておきます。
記録する項目は、次のようなもので十分です。
・投稿日
・投稿テーマ
・投稿の役割
・対象読者
・使用したエピソード
・サービス案内の有無
例えば、「ノウハウ投稿が続いている」と分かれば、次は体験談や価値観の投稿を選べます。
投稿を考えるためだけでなく、偏りを確認するためにも一覧は役立ちます。
同じ主張を伝えること自体は悪くない
投稿の重複を気にしすぎて、毎回まったく新しいことを言う必要はありません。
仕事で大切にしている考えや、読者に繰り返し伝えたいメッセージには一貫性が必要です。
問題なのは、主張が同じことではなく、毎回同じ角度と構成で伝えることです。
例えば「小さく始めることが大切」という考えも、
・自分の失敗談
・読者へのアドバイス
・具体的な手順
・よくある質問
・チェックリスト
・サービス提供の理由
というように、異なる切り口で伝えられます。
中心となる考えは変えず、見せる角度を変えることがポイントです。
投稿前に確認したい5つの質問
投稿内容が似ていると感じたら、公開前に次の項目を確認してみてください。
1.前回とは違う読者の悩みを扱っているか
2.一つの投稿に内容を詰め込みすぎていないか
3.ノウハウや宣伝ばかりに偏っていないか
4.文章の始め方や構成を変えているか
5.過去の投稿テーマを確認したか
すべてを毎回変える必要はありません。1つか2つ変えるだけでも、投稿の印象は変わります。
まとめ
SNS投稿が毎回同じ内容になる主な原因は、次の5つです。
1.1つのテーマを1つの切り口でしか見ていない
2.いつも発信者側から説明している
3.投稿の役割が一種類しかない
4.文章の構成が毎回同じ
5.過去の投稿を整理していない
新しい知識や特別な出来事を探さなくても、すでに持っている経験や考えを分解することで、投稿の幅は広げられます。
「伝えたいことはあるけれど、投稿が毎回似てしまう」
「1つのテーマから複数の切り口を考えるのが難しい」
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