「SNSの投稿文を誰かに作ってもらいたい」
そう思っても、
「きれいな原稿を用意しないといけないのでは?」
「自分の考えがまとまっていない」
「説明するための文章を書く方が大変そう」
と感じて、依頼をためらう方もいるかもしれません。
結論からお伝えすると、最初から完成された文章を用意する必要はありません。
誰に何を伝えたいのかが分かる箇条書きメモがあれば、内容を整理してSNS投稿文へ展開できます。
今回は、簡単なメモがどのように投稿文へ変わるのか、架空の事業者を例にご紹介します。
用意するのは短い箇条書きで大丈夫
SNS投稿文を作るために必要なのは、文章力ではありません。
例えば、次のような情報があると制作を進めやすくなります。
・どんな仕事や活動をしているか
・誰に向けて発信したいか
・相手が困っていること
・自分が伝えたい考え
・実際に経験したこと
・紹介したいサービス
一つひとつを長く書く必要はありません。
「うまく説明できない」
「言葉がまとまっていない」
という状態でも、そのまま箇条書きにして構いません。
今回使用する箇条書きメモ
今回は、個人で活動する整理収納アドバイザーを想定します。
購入者から、次のようなメモが届いたと仮定します。
・片づけが苦手な人向けに発信したい
・自分も以前は部屋が散らかっていた
・収納用品を先に買って失敗した
・最初は引き出し一つだけでいい
・何でも捨てることが正解ではない
・オンラインで片づけ相談をしている
・やさしく、責めない文章にしたい
文章としては整っていませんが、投稿文を作るための材料は十分に入っています。
メモに含まれている情報を整理する
最初に、箇条書きを役割ごとに整理します。
読者が抱えている悩み
片づけたいけれど、何から始めればいいか分からない。
発信者自身の体験
以前は部屋が散らかっていて、収納用品を先に買う失敗も経験した。
読者に伝えたい方法
部屋全体ではなく、引き出し一つから始めればよい。
大切にしている考え
何でも捨てるのではなく、今の暮らしに必要なものを選ぶ。
提供しているサービス
オンラインで片づけ相談を行っている。
このように整理すると、短いメモの中にも複数の投稿材料があることが分かります。
10種類の投稿テーマに展開する
整理した内容から、次の10テーマを作れます。
1.片づけを始められない人の悩み
2.最初から部屋全体を片づけなくてよい理由
3.収納用品を先に買うと失敗しやすい理由
4.発信者自身が片づけに悩んでいた体験
5.引き出し一つから始める方法
6.捨てるか迷ったときの判断基準
7.忙しい日にできる小さな片づけ
8.片づけが続かなかったときの考え方
9.相談者を責めない理由
10.オンライン相談の案内
同じメモを使用していますが、それぞれ異なる役割を持つ投稿です。
すべてをサービスの宣伝にせず、読者への共感、体験談、役立つ方法、発信者の価値観を組み合わせています。
実際の投稿文にしてみる
共感を目的にした投稿
部屋を片づけたいのに、どこから手を付ければいいか分からない。
そんなときに必要なのは、もっと頑張ることではありません。
最初の範囲を小さくすることです。
今日は部屋全体ではなく、引き出し一つだけ。そこまでできたら十分です。
失敗談を使った投稿
私は以前、部屋を片づける前に収納用品をたくさん買ってしまいました。
ところが、物の量や置き場所が決まっていなかったため、収納用品そのものが邪魔になる結果に。
収納用品を選ぶのは、残す物と置く場所を決めてからでも遅くありません。
価値観を伝える投稿
片づけは、何でも捨てることではありません。
「今の自分の暮らしに必要か」を考え、残すものを選ぶことでもあります。
手放せないものがあっても、自分を責めなくて大丈夫です。
サービスを案内する投稿
一人で片づけようとすると、必要なものまで捨てそうで不安になることがあります。
オンライン相談では、生活スタイルや困っている場所を伺いながら、無理なく始められる範囲を一緒に整理します。
「何から始めればいいか分からない」という段階でも大丈夫です。
元の箇条書きにない実績や体験は追加していません。
メモに含まれている事実を整理し、投稿の目的に合わせて伝える順番を変えています。
メモにないことを勝手に作らない
箇条書きから文章を作るときに大切なのは、情報を増やしすぎないことです。
例えば、メモに書かれていないのに、
・多数のお客様をサポートした
・独自の片づけ方法を開発した
・短期間で必ず部屋がきれいになる
といった表現を追加すると、発信者の事実と異なる文章になってしまいます。
内容が足りない場合は、想像で補うのではなく、質問して確認する必要があります。
文章を読みやすく整えることと、存在しない実績を作ることは別です。
伝えたい雰囲気もメモに加える
同じ内容でも、文章の雰囲気によって印象が変わります。
依頼時には、次のような希望も箇条書きに入れておくと、より自分らしい文章に近づきます。
・やさしく話しかけたい
・専門家らしく伝えたい
・明るく元気な印象にしたい
・落ち着いた文章にしたい
・売り込み感を抑えたい
・難しい言葉を使わないでほしい
過去に自分で書いた投稿があれば、「この雰囲気に近づけたい」という参考にもなります。
依頼用メモの簡単なテンプレート
SNS投稿文の作成を依頼するときは、次の項目を埋めるだけでも十分です。
【仕事・活動内容】
【発信したい相手】
【相手が困っていること】
【伝えたい考えやアドバイス】
【自分の経験やエピソード】
【紹介したい商品・サービス】
【希望する文章の雰囲気】
【使いたい言葉・避けたい表現】
すべてを埋められなくても問題ありません。分かる範囲から書き始めることで、発信に使える材料が見えてきます。
まとめ
SNS投稿文を作るために、完成された原稿を用意する必要はありません。
短い箇条書きにも、
・読者の悩み
・自分の経験
・伝えたい方法
・仕事への考え
・サービスの情報
が含まれていれば、複数の投稿へ展開できます。
大切なのは、元の内容を勝手に変えることではなく、投稿ごとに切り口と役割を整理することです。
「伝えたいことはあるけれど、文章としてまとめられない」
「簡単なメモから投稿文を作ってほしい」
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