その梱包、「空気」に送料を払っていませんか?数センチの改善でFBA手数料を一段階下げる裏技

その梱包、「空気」に送料を払っていませんか?数センチの改善でFBA手数料を一段階下げる裏技

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。中国輸入×Amazon自社ブランド専門コンサルタント、「Infinity Brand Creators」代表の酒井勝也です。

私は現在、現役の販売からは退き、ラクマート公認認定講師およびラクメイド公式アンバサダーとして、皆様のビジネスを着実に前進させるためのサポートや指導に専念しています。

見事ゼロイチの壁を突破し、毎月コンスタントに商品が売れるようになってくると、どうしても気になり始めるのが「Amazonの手数料」ではないでしょうか。

特にFBAの配送代行手数料は、ボディーブローのように毎月の利益をじわじわと削っていきます。

「商品自体は安いのに、FBAの送料が高くて利益が全然残らない……」
「ライバルと同じ価格で売っているのに、なぜかうちだけ利益率が低い気がする」

もしそんな悩みを抱えているなら、あなたの商品が今、「空気」に高い送料を払っている可能性があります。

今回は、売上を増やすのではなく、出ていくコストを極限まで削り落とす「梱包サイズの数センチ改善による配送手数料ダウンの裏技」についてお伝えします。

1. 工場出荷時の「デフォルト梱包」という罠

中国輸入を始めたばかりのセラーが最も陥りやすい罠が、「工場から送られてきた梱包サイズのまま、FBA倉庫に納品してしまう」ことです。

中国の工場は、商品を守るために大きめのOPP袋(透明なビニール袋)にざっくりと商品を入れたり、必要以上に大きな段ボール箱に入れたりして出荷してきます。袋の中には空気がパンパンに入っており、端っこが数センチ余っている状態です。

AmazonのFBA配送代行手数料は、商品の重さだけでなく「梱包時の3辺のサイズ(厚さ・幅・長さ)」によって厳密に区分(サイズティア)が決められています。

袋の端がペラッと数センチはみ出しているだけで、あるいは空気が入って数ミリ膨らんでいるだけで、システム上は「1つ上の大きなサイズ」として計測されてしまうのです。

2. 「数センチ・数ミリ」の差が利益を劇的に変える

FBAの手数料区分において、特に重要になるのが「厚さ」と「3辺の合計サイズ」のボーダーラインです。
(※Amazonの手数料体系や低単価商品向けの割引基準は定期的に改定されるため、常に最新の寸法基準をチェックすることが必須です)

例えば、厚さがほんの数ミリ基準を超えて「小型サイズ」から「標準サイズの下位区分」に上がってしまった場合、1個あたりの配送手数料が数十円〜100円近く跳ね上がることがあります。

ここで1つ注意点があります。サイズ区分は「寸法」と「重量」の両方で決まるということです。重量は梱包資材の分も含めて判定されるため、いくら圧縮して薄くしても、重量の基準をオーバーしていれば下の区分には入れません。改善に取りかかる前に、必ず「寸法」と「重量」の両方の基準を確認してください。

「たかが数十円」と思うかもしれませんが、物販は掛け算です。
1個あたり100円の送料ダウンに成功すれば、月に300個売れる商品なら毎月3万円、年間で36万円もの純利益が、ただ「サイズを小さくしただけ」で手元に残る計算になります。

3. 手数料サイズを一段階下げるための「3つの裏技」

この無駄な手数料を削ぎ落とし、サイズ区分を一段階下げるためには、代行業者(ラクマートなど)を通じた納品前のひと工夫が効果的です。

① OPP袋の空気を抜き、テープでタイトに留める
アパレルや布製品の場合、袋の中の空気をしっかり抜き、余った袋の端を裏側に折り返してテープでピタッと留めるよう代行業者に指示します。これだけで厚さと幅が数センチ縮まります。

② 真空圧縮(圧縮袋)を利用する
クッションやタオル、厚手のアパレルなどは、工場または代行業者に「圧縮梱包」を依頼します。カチカチに圧縮して厚さを抑えることで、大幅なサイズダウンと国際送料の削減が同時に狙えます。

ただし、圧縮には向き・不向きがあります。圧縮袋は輸送中に空気が戻って膨らむことがあり、FBA倉庫での計測時に想定より大きく測られてしまうリスクがあります。また、シワや風合いの劣化が命取りになるアパレル(きれいめのシャツやコートなど)に安易に使うと、低評価レビューの原因になります。

「多少シワになっても価値が落ちない商品か?」「開封後すぐに元の形に戻る素材か?」を必ず見極めてから採用してください。

③ 箱から「袋」に変更する
無駄に大きな化粧箱に入っている商品の場合、安全面に問題がなければ、あえて箱を捨てて「厚手のOPP袋」や「専用のチャック付き袋」に入れ替えて納品します。

梱包の変更や圧縮作業に1個あたり数十円のオプション費用がかかったとしても、FBA手数料がそれ以上に安くなるのであれば、迷わず実行すべき【利益を生む投資】になります。

4. 最後の仕上げ:「再計測依頼」を忘れると1円も安くならない

ここまでの梱包改善を実行しても、実はそれだけでは手数料は下がりません。

Amazonに登録されている商品サイズは、過去に納品された時点の計測データが使われ続けるため、梱包を小さくしても登録サイズは自動では更新されないのです。せっかくタイトに梱包し直したのに、以前の大きなサイズのまま手数料を取られ続けている。これは本当によくあるもったいないパターンです。

改善後の商品を納品したら、必ずセラーセントラルから「再計測依頼(リメジャー)」を行ってください。セラーセントラルの検索窓に「再計測」と入力すると依頼画面にたどり着けます。Amazon側で梱包サイズを測り直してもらい、新しいサイズが登録されて初めて、下のサイズ区分の手数料が適用されます。

「梱包を直す → 納品する → 再計測を依頼する」。この3ステップでワンセットだと覚えてください。

まとめ:利益は「売上」だけでなく「コスト削減」から生まれる

月商(売上)を10万円増やすのは、広告費をかけたり新しいカタログを作ったりと大変な労力がかかります。しかし、無駄なコストを削って利益を10万円増やすことは、今日からでもすぐに実行可能です。

・中国工場から届く「デフォルト梱包」の空気に送料を払わない
・FBA手数料は数センチ、数ミリの差で一段階上がってしまう(寸法だけでなく重量基準にも注意)
・OPP袋のタイト化、真空圧縮、箱の廃止で厚さとサイズを削る
・梱包オプション費用よりも、FBA送料の下げ幅が大きければ即実行
・改善後は必ずセラーセントラルで「再計測依頼」を行い、登録サイズを更新する

あなたの商品が今、どのサイズ区分でFBA手数料を取られているか、セラーセントラルですぐに確認してみてください。「あれ、これもう少し圧縮すれば下のサイズに入るのでは?」と気づくことが、強い利益体質を作る第一歩です!

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