候補者面談におけるコツ①まず自分から心を開いて話す

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ビジネス・マーケティング
人材紹介を始めたばかりの頃の私は、とにかく質問ばかりしていました。

「転職理由は何ですか?」

「年収はいくらですか?」

「今後どんな会社を希望されていますか?」

でも、ある日気付きました。

初対面の相手から、いきなりプライベートなことばかり聞かれても、気持ちよく話せる人は少ないということです。

考えてみれば当然です。

相手からすれば、

「あなたは誰ですか?」

「なぜ、そこまで話さなければならないのですか?」

という気持ちになります。

だから私は、面談の最初に必ず自分の話をするようになりました。

例えば、

「住宅業界専門で約20年間、人材紹介をしています。」

「これまで住宅営業や施工管理、設計など、多くの方の転職をお手伝いしてきました。」

「今日は転職を無理に勧める場ではありません。今後のキャリアについて一緒に考える時間になればと思っています。」

こんな自己紹介を、2〜3分ほどします。

すると不思議なことに、相手の表情が少し柔らかくなります。

その後の会話も、

「実は…」

「誰にも話していないんですが…」

と、本音を話してくださる方が増えました。

私は約20年間で、多くの候補者の方と面談をしてきました。

その中で強く感じるのは、人は安心できる相手にしか本音を話さないということです。

面談は、質問力よりも信頼関係づくりが先。

相手の心が開いていない状態で質問を重ねても、本当に知りたいことは聞けません。

だからこそ、まずは自分から心を開く。

自分の経験や想い、なぜこの仕事をしているのかを伝える。

その数分が、その後の1時間の面談の質を大きく変えてくれます。

私は今でも、どんなに忙しくても、この最初の自己紹介だけは省略しません。

候補者面談は、質問から始めるものではありません。

信頼関係づくりから始めるもの。

これが、20年間で私が学んだ最初の面談のコツです。
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