詩「なつみ」

記事
小説
作:ユイ姉

今日も
なつみが山頂から眺めた海は
穏やかだった。

どうして
あの日だけ怒ったんよ

振り向くと
山林の中で
青くて小さい光が
何個かこっちを向いていた

人魂だよね...
なつみは思った

みんなこうして
ここに帰ってきてるんだね
この地に恨みはないの?

だって俺たちは
このふるさとが大好きなのさ

もちろん...
ここの夏祭りもな

なつみは確かに
男たちの声を聴いた

あの...
夏祭りの...
ホラ貝の音色と共にね
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