「STUDIOはノーコードだから、SEOに弱いのでは?」
STUDIOでホームページを作る際、この点が気になる方は多いと思います。
結論から言うと、STUDIOでも基本的なSEO対策はできます。
一般的な企業サイトや店舗サイト、サービスサイトであれば、SEOに必要な設定はひと通り用意されています。「STUDIOで作った」という理由だけで、検索順位が不利になるわけではありません。
ただし、STUDIOを使えば自動的に検索順位が上がるわけでもありません。
SEOで本当に重要なのは、使用する制作ツールよりも、サイトの構成や文章の内容、ページの分かりやすさです。
今回は、STUDIOでできるSEO対策と、制作時に注意したいポイントを紹介します。
STUDIOでできる主なSEO対策
ページごとにタイトルと説明文を設定できる
STUDIOでは、サイト全体だけでなく、ページごとにタイトルとディスクリプションを設定できます。
タイトルは検索結果に大きく表示されるページ名、ディスクリプションは、その下に表示されるページの説明文です。
たとえば税理士事務所のホームページであれば、次のように設定できます。
タイトル:広島市の税務相談・会社設立支援|〇〇税理士事務所
説明文:広島市で税務顧問、確定申告、会社設立支援に対応する〇〇税理士事務所です。初回相談も受け付けています。
すべてのページに同じ内容を入れるのではなく、サービス、会社概要、採用情報など、ページの内容に合わせて個別に設定することが大切です。
STUDIOでは、CMSで作成した記事についても、記事ごとにタイトル・説明文・OGP画像を設定できます。
見出しタグを設定できる
STUDIOでは、テキストにh1からh6までの見出しタグを設定できます。
文字を大きくして見出しのように見せるだけでは、検索エンジンにページの構造が正しく伝わらない場合があります。
ページの主題にはh1、大きな項目にはh2、その中の小さな項目にはh3というように、順番を意識して設定することが重要です。
画像にalt属性を設定できる
alt属性とは、画像の内容を検索エンジンや音声読み上げソフトに伝えるための説明文です。
たとえば施工事例の画像であれば、「外壁塗装後の広島市の戸建て住宅」のように、画像の内容が分かる文章を設定します。
ただし、検索キーワードを無理に詰め込めばよいわけではありません。
画像が表示されなくても内容が伝わる、自然で具体的な説明を入れることが基本です。
サイトマップを生成できる
STUDIOではXMLサイトマップを生成できます。
サイトマップは、サイト内にどのようなページがあるのかを検索エンジンに伝えるためのファイルです。
公開したページやCMSの記事はサイトマップに反映され、noindexを設定したページなどは除外されます。
Google Search Consoleから「/sitemap.xml」を送信することで、新しいページの存在をGoogleに伝えやすくなります。
noindexを設定できる
検索結果に表示させる必要がないページには、noindexを設定できます。
たとえば、テスト用ページ、内容が重複しているページ、限定公開を想定したページなどです。
不要なページまで検索対象にすると、サイト内の評価が分散したり、意図しないページが検索結果に出たりする可能性があります。
公開前には、必要なページに誤ってnoindexが設定されていないかも確認しましょう。
OGP画像や構造化データも設定できる
STUDIOでは、SNSでURLを共有したときに表示されるOGP画像を設定できます。
また、JSON-LD形式の構造化データもページに追加できます。
構造化データは、会社、店舗、記事、よくある質問など、ページに掲載されている情報の意味を検索エンジンへ正確に伝えるためのものです。
設定すれば必ず検索順位が上がるわけではありませんが、検索結果で情報が分かりやすく表示される可能性があります。
STUDIOはノーコードだからSEOに弱い?
「ノーコード=SEOに弱い」と単純に判断するのは正しくありません。
STUDIOの公開基盤は2026年6月に刷新され、現在の新基盤では、サーバー側で完成したHTMLを返す構成が採用されています。
検索エンジンがページ内容を読み取りやすく、表示速度や安定性の改善も期待できる仕組みです。
2026年6月11日より前に作成したプロジェクトは、旧基盤のままになっている可能性があるため、確認しておくとよいでしょう。
STUDIOかWordPressかよりも、次のような問題のほうがSEOには大きく影響します。
ページの内容が少ない
ユーザーが検索している疑問に答えていない
ページごとのタイトルが適切に設定されていない
見出しの順番が整理されていない
スマートフォンで読みにくい
画像や動画が重く、表示に時間がかかる
サイトを公開した後、一度も情報を更新していない
どのツールを使用しても、中身が薄いサイトは評価されにくいです。
反対に、利用者が求める情報を分かりやすく掲載し、適切な設定を行っていれば、STUDIOでも検索流入を狙えます。
STUDIOよりWordPressが向いている場合もある
STUDIOで基本的なSEO対策はできますが、すべてのサイトに最適とは限りません。
たとえば、次のようなサイトはWordPressのほうが対応しやすい場合があります。
数百、数千ページ規模のメディアを運営したい
カテゴリーやタグを複雑に設計したい
SEO関連の処理を細かくカスタマイズしたい
プラグインを使って大量の記事を管理・分析したい
サーバーやソースコードまで細かく調整したい
STUDIOではcanonicalタグが自動で設定されますが、正規URLを個別に変更する機能は提供されていません。
このように、基本設定は簡単にできる一方、技術的な部分を細かく制御したい場合には制限もあります。
一方、数ページから数十ページ程度の企業サイト、店舗サイト、採用サイト、ポートフォリオなどであれば、STUDIOのSEO機能で十分対応できるケースは多いです。
大切なのは、「どちらがSEOに強いか」だけで決めるのではなく、サイトの規模、更新方法、運用する人のスキルに合ったツールを選ぶことです。
STUDIOでSEO対策をする際のチェックリスト
サイトを公開する前後に、最低限次の項目を確認しておきましょう。
各ページに固有のタイトルを設定する
各ページの内容に合ったディスクリプションを書く
h1、h2、h3を意識して見出しを整理する
内容のある画像に分かりやすいalt属性を設定する
ページのURLを短く分かりやすくする
スマートフォンで文字サイズや余白を確認する
重すぎる画像や動画を減らす
不要なページにはnoindexを設定する
XMLサイトマップを有効にする
Google Search Consoleを設定する
公開後も実績、お知らせ、事例などを更新する
設定して終わりではなく、Search Consoleで「どのキーワードからアクセスされているか」「どのページが見られているか」を確認しながら改善していくことが重要です。
まとめ
STUDIOでもSEO対策はできます。
タイトルやディスクリプション、見出しタグ、alt属性、サイトマップ、noindex、構造化データなど、基本的なSEO設定は用意されています。
そのため、一般的な企業サイトや店舗サイトであれば、「SEOが心配だからSTUDIOは使えない」と考える必要はありません。
ただし、検索順位は制作ツールだけで決まりません。
どれだけ見た目がきれいでも、ユーザーが知りたい情報が不足していれば、検索からの集客にはつながりにくくなります。
STUDIOでSEO対策を行ううえで最も大切なのは、機能を探すことではなく、誰に向けて、どのような情報を、どのページで伝えるのかを整理することです。
STUDIOの機能を正しく設定したうえで、ユーザーに役立つ内容を継続して増やしていきましょう。