実案件を経験すると一気に成長する理由

実案件を経験すると一気に成長する理由

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IT・テクノロジー
プログラミングやWeb制作を勉強していると、

「もっと勉強してから案件を受けたほうがいい」

と思うことがあります。

もちろん基礎学習は大切です。

HTMLやCSS、JavaScript、WordPressなど、最低限の知識がない状態でいきなり仕事をするのは難しいでしょう。

ただ、ある程度基礎を学んだ後は、勉強だけを続けるよりも、実際の案件を経験したほうが圧倒的に成長することがあります。

僕自身、Web制作をしていて強く感じるのが、

実案件には、教材では経験できない問題が大量に出てくる

ということです。

今回は、なぜ実案件を経験すると一気に成長するのかについて書いてみます。

教材には「正解」がある

プログラミング教材やスクールの課題では、基本的にゴールが決まっています。

例えば、

このデザインをコーディングする
この機能を実装する
このコードのバグを直す

といった形です。

そして多くの場合、正解も用意されています。

分からなければ解説を見ることもできますし、教材通りに進めれば基本的には完成します。

しかし、実案件はそうではありません。

例えばWeb制作なら、

「スマホで見ると少し違和感があります」

「ここの文章をもう少し目立たせたいです」

「このデザインで問い合わせを増やしたいです」

といった、正解のない相談が普通に出てきます。

つまり、

コードを書けるだけでは解決できない問題

が大量に出てきます。

ここから一気に仕事としてのWeb制作が始まります。

「分からないことを自分で調べる力」が鍛えられる

実案件をしていると、知らないことに必ず遭遇します。

例えばWordPress制作だけでも、

サーバー設定
ドメイン設定
DNS
SSL
PHP
WordPressのテンプレート階層
プラグイン
メール設定
セキュリティ
バックアップ
サイト移行

など、勉強していなかった問題が次々と出てきます。

そこで、

「これは何が原因なんだろう?」

と調べながら解決していくことになります。

Googleで検索したり、公式ドキュメントを読んだり、AIに質問したり、コードを確認したりしながら原因を探します。

この経験を繰り返すことで、

知らない問題に遭遇しても、自分で解決する力

が身についてきます。

個人的には、これはプログラミングの知識そのものより重要な能力だと思っています。

すべての技術を覚えることはできません。

しかし、

「分からない問題が出てきても調べれば解決できる」

という状態になれば、対応できる仕事の幅は一気に広がります。

エラーへの耐性がつく

学習中は、エラーが出ると不安になります。

「コードを壊したかもしれない」

「何を直せばいいのか分からない」

となることもあります。

しかし実案件を経験すると、エラーは普通に起きます。

WordPressを更新したら表示がおかしくなった。

CSSを変更したら別のページまで崩れた。

サーバーを移行したら画像が表示されない。

フォームからメールが届かない。

こうした問題に実際に向き合うことになります。

すると少しずつ、

「まず原因を切り分けよう」

と考えられるようになります。

例えば、

ブラウザの問題なのか
CSSなのか
JavaScriptなのか
WordPressなのか
プラグインなのか
サーバーなのか

と原因を一つずつ確認していきます。

これは教材を読んでいるだけでは、なかなか身につきません。

実際にトラブルを経験して、解決した回数がそのまま技術力になっていきます。

コード以外の能力が必要だと気づく

実案件を経験すると、Web制作はコードを書く仕事だけではないことにも気づきます。

むしろ仕事として考えると、コード以外の部分もかなり重要です。

例えば、

ヒアリング
スケジュール管理
見積もり
提案
デザイン意図の説明
修正対応
クライアントとの連絡
納品
保守運用

などです。

特に難しいのが、

クライアントの言葉を正しく理解すること

です。

例えば、

「もう少しオシャレにしてください」

と言われても、そのままでは何を変更すればいいのか分かりません。

色なのか、余白なのか、フォントなのか、写真なのか。

それを会話しながら具体化していく必要があります。

この経験を積むと、単なる「制作する人」から、

相手の課題を整理して提案できる人

に変わっていきます。

ユーザー目線で考えるようになる

学習中はどうしても、

「このコードが書けた」

「このアニメーションを実装できた」

という技術側の視点になりがちです。

しかしクライアントが欲しいのは、コードではありません。

例えば企業サイトなら、

問い合わせを増やしたい
採用応募を増やしたい
会社の信頼感を高めたい
商品を分かりやすく伝えたい

といった目的があります。

そのため、

「このアニメーションを実装できるか」

ではなく、

「このアニメーションは本当に必要なのか」

と考える必要があります。

実案件を経験すると、

技術を使うことではなく、目的を達成することが仕事

だと分かってきます。

これはかなり大きな変化だと思います。

自分に足りないものが明確になる

実案件の大きなメリットは、自分の弱点が嫌でも見えることです。

例えば、

レスポンシブ対応に時間がかかる。

WordPressの構造を理解できていない。

デザインの引き出しが少ない。

サーバー周りの知識が弱い。

クライアントへの説明がうまくできない。

こうした課題が具体的に見えてきます。

すると勉強の仕方も変わります。

「JavaScriptを勉強しよう」

という漠然とした学習ではなく、

「今回この部分で困ったから、ここを勉強しよう」

という学習になります。

つまり、

実案件 → 課題発見 → 学習 → 次の案件

というサイクルができるようになります。

この状態に入ると、成長速度はかなり速くなります。

責任があるから本気で調べる

教材なら、分からなくても最悪そのまま飛ばすことができます。

しかし実案件ではそうはいきません。

クライアントからお金をもらっている以上、完成させる必要があります。

サイトが表示されなくなったら直さなければいけません。

フォームからメールが届かなければ原因を探さなければいけません。

スマホで崩れていれば修正する必要があります。

この「責任」があることで、学習への集中力も変わります。

僕も実案件で分からない問題が出てきたときは、何時間も原因を調べることがあります。

大変ですが、そのとき調べたことはかなり記憶に残ります。

必要に迫られて学んだことは強いです。

ただし、無理に案件を受ければいいわけではない

ここは重要です。

「実案件が一番成長する」

からといって、何も分からない状態で仕事を受けるのは危険です。

最低限、

HTML/CSSの基礎
レスポンシブ対応
基本的なJavaScript
WordPress案件ならWordPressの基本
バックアップや復旧方法

などは理解しておいたほうがいいと思います。

特に本番サイトを触る場合、

「壊してしまったけど戻し方が分かりません」

では済まないこともあります。

大切なのは、

完璧になるまで待つことでも、何も知らずに挑戦することでもありません。

ある程度基礎を学んだら、自分が対応できる範囲の小さな案件から経験していくことです。

例えば、

テキスト修正
画像差し替え
CSS修正
下層ページ追加
WordPressの更新
LP制作

などからでも十分だと思います。

実案件は最高の教材

プログラミングやWeb制作では、勉強してから仕事をするという順番を考えがちです。

しかし実際は、

勉強 → 実践 → 勉強 → 実践

を繰り返すほうが成長しやすいと思います。

実案件では、

知らない問題が出てくる。

失敗する。

調べる。

直す。

次は同じ失敗をしなくなる。

この繰り返しです。

だから、ある程度基礎を身につけたのであれば、

「もう少し勉強してから」

と何ヶ月も学習だけを続けるより、小さくても実際の仕事を経験してみるほうがいいかもしれません。

実案件でしか身につかない能力はかなりあります。

そして、

実際の仕事で困った経験こそが、自分の技術力を一番伸ばしてくれる。

Web制作を続けていると、そんなことを強く感じます。
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