ホームページを作っていると、
「情報は整理できているはずなのに、なぜか見づらい」
「セクションごとの区切りが分かりにくい」
「全体的にのっぺりして見える」
と感じることがあります。
そんなとき、レイアウトを大きく変更したり、装飾を追加したりする前に試したいのが、セクションごとに背景色を変えることです。
背景色は、ただ雰囲気を変えるためのものではありません。
情報のまとまりを分かりやすくし、ページを読み進めやすくする役割があります。
背景色が同じだと、情報の区切りが見えにくい
例えば、ホームページのトップページに次のようなセクションが並んでいるとします。
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すべてのセクションが白背景だと、内容が切り替わっていても、見た目では区切りを感じにくくなります。
見出しや余白で区切っていたとしても、ページ全体が一続きに見えてしまうことがあります。
特にスマートフォンでは、画面に表示される範囲が狭いため、今どのセクションを見ているのかが分かりにくくなりがちです。
そこで、例えば次のように背景色を交互に切り替えます。
白
薄いグレー
白
薄いベージュ
白
これだけでも、セクションごとのまとまりが認識しやすくなります。
背景色は「ここから内容が変わる」という合図になる
ユーザーは、ホームページの文章を上から順番にすべて読んでいるとは限りません。
見出しや写真、ボタンなどを見ながら、必要な情報を探しています。
そのため、背景色が切り替わると、
「ここから別の内容が始まる」
「この範囲がひとつの情報のまとまり」
ということを、直感的に伝えられます。
これは文章で説明するものではなく、デザインによって自然に伝える情報です。
背景色を変えることで、ユーザーがページの構造を理解しやすくなります。
色を増やしすぎればいいわけではない
ただし、セクションごとに違う色を使えばいいわけではありません。
赤、青、黄色、緑と背景色を次々に変えると、かえって落ち着きがなくなります。
重要なのは、使用する背景色を絞ることです。
基本的には、次のような組み合わせで十分です。
白
薄いグレー
メインカラーをかなり薄くした色
例えば、メインカラーが青であれば、白と薄い水色を交互に使います。
オレンジがメインカラーであれば、白と薄いベージュを組み合わせる方法もあります。
背景色は、はっきり色を感じるほど濃くする必要はありません。
「よく見ると色が違う」と感じる程度でも、十分にセクションを区切れます。
重要なセクションだけ背景色を変える
すべてのセクションを交互に塗り分ける必要もありません。
特に伝えたいセクションだけ、背景色を変える方法もあります。
例えば、
選ばれる理由
お客様の声
お問い合わせ
無料体験の案内
など、ユーザーに注目してほしい箇所に背景色を付けます。
そうすることで、ページの中に強弱が生まれます。
すべてを目立たせようとすると、結果的にどこも目立たなくなります。
重要な場所と、それ以外の場所をデザイン上で分けることが必要です。
CTAの背景色を変えると行動につながりやすい
お問い合わせや無料相談などのCTAセクションは、背景色を変える効果が特に大きい部分です。
ページの途中まで白背景が続いたあとに、濃い背景色のCTAが表示されると、ユーザーの目に留まりやすくなります。
例えば、
背景をメインカラーにする
文字を白にする
ボタンだけアクセントカラーにする
といった組み合わせです。
ただし、色を変えるだけでは不十分です。
CTAには、
何を申し込めるのか
どのくらい時間がかかるのか
相談だけでも問題ないのか
料金が発生するのか
といった不安を減らす情報も必要です。
背景色は、あくまで注目してもらうための入口です。
余白とセットで考える
背景色を変えても、上下の余白が狭いと、セクションは見やすくなりません。
セクションの区切りを明確にするには、背景色と余白をセットで考える必要があります。
例えば、セクションの上下に十分な余白を取り、その範囲全体に背景色を付けます。
逆に、文章の周辺だけに背景色を付けると、小さな箱が並んでいるように見え、窮屈な印象になる場合があります。
背景色を付ける範囲は、セクション全体にした方が、まとまりが出やすくなります。
背景色を変える前に確認したいこと
背景色を変更するときは、次の点も確認します。
文字が読みにくくなっていないか
背景色と文字色の差が小さいと、読みづらくなります。
薄いグレー背景に薄いグレーの文字を使うと、見た目は柔らかくても、文章は読みにくくなります。
デザインの雰囲気よりも、読みやすさを優先するべきです。
写真やイラストと色がぶつかっていないか
背景色によっては、写真やイラストが浮いて見えることがあります。
特に背景が白い画像を、色付きのセクションに置くと、画像の周囲だけ白い四角が見える場合があります。
画像の背景を透過させるか、セクションの背景色と合わせる必要があります。
ブランド全体の色と合っているか
見やすくなるからといって、サイトの雰囲気に合わない色を使うべきではありません。
企業サイト、教育サイト、美容室、建設会社など、業種によって合う色は異なります。
背景色も、サイト全体の印象を作る要素のひとつです。
大きく作り直す前に、背景色を見直す
ホームページが見づらいと感じると、レイアウトやデザインを大幅に変更したくなります。
しかし、実際には背景色を少し変えるだけで改善することもあります。
セクションの区切りが分かる
ページにメリハリが出る
重要な情報が目立つ
スクロールしていて内容を把握しやすくなる
背景色は、見た目を飾るためだけのものではありません。
情報を整理し、ユーザーが迷わず読み進めるための設計です。
ページがのっぺりして見えるときや、セクションの境目が分かりにくいときは、装飾を増やす前に背景色を見直してみると、シンプルに改善できるかもしれません。