ホームページを作っていると、ボタンの文言をどうするかで迷うことがあります。
「お問い合わせ」
「無料相談はこちら」
「資料請求する」
「LINEで相談する」
「まずは話を聞いてみる」
どれも似ているように見えますが、実際には受け取る印象がかなり違います。
ボタンはただの飾りではありません。
ユーザーに次の行動を促すための、かなり重要なパーツです。
最近あらためて思うのは、ボタンの文言ひとつでクリック率は普通に変わるということです。
ボタンは「押す前の不安」を減らす場所
ユーザーは、ボタンを押す前に少なからず不安を感じています。
「押したらすぐ申し込みになるのかな」
「営業されるのかな」
「料金が発生するのかな」
「どこに飛ばされるのかな」
「何をすればいいのかな」
こういう不安があると、どれだけデザインが綺麗でもクリックされにくくなります。
たとえば、ただ「お問い合わせ」と書かれているボタンよりも、
「無料で相談してみる」
「LINEでかんたんに相談する」
「まずは見積もりだけ相談する」
のように書かれていたほうが、押した後の行動がイメージしやすくなります。
つまり、ボタンの文言は単なる言葉ではなく、ユーザーの心理的なハードルを下げる役割があります。
「お問い合わせ」は意外と重い
よくあるボタン文言に「お問い合わせ」があります。
もちろん悪い言葉ではありません。
企業サイトやサービスサイトでは定番ですし、意味も分かりやすいです。
ただ、ユーザー目線で見ると少し重く感じる場合があります。
「お問い合わせ」という言葉には、少し正式な印象があります。
人によっては、押した瞬間に何かを申し込まないといけないような感覚になるかもしれません。
特に、まだ検討段階の人にとっては、いきなり「お問い合わせ」は少しハードルが高いです。
そういう場合は、
「まずは相談してみる」
「無料で話を聞いてみる」
「見積もりだけ相談する」
のように、もう少し軽い表現にしたほうが行動しやすくなります。
文言は「ユーザーの状態」に合わせるべき
ボタンの文言を考えるときに大事なのは、今そのユーザーがどの段階にいるかです。
たとえば、すでにサービス内容を理解していて、申し込む気持ちが強い人なら、
「申し込む」
「予約する」
「見積もりを依頼する」
でも問題ありません。
でも、まだ比較検討中の人に対していきなり「申し込む」と出すと、少し強すぎます。
その場合は、
「詳しく見る」
「無料相談する」
「料金について相談する」
のように、次の一歩を軽くする文言のほうが合っています。
逆に、申し込みページの最後で「詳しく見る」と書いても弱いです。
そこでは、はっきりと「申し込む」「予約する」と書いたほうがいい。
つまり、ボタン文言は全部同じでいいわけではなく、ページの流れやユーザーの温度感に合わせて変える必要があります。
具体的な言葉にすると押しやすくなる
ボタン文言でよくないのは、抽象的すぎることです。
たとえば、
「送信」
「詳細」
「こちら」
「次へ」
こういう言葉は、意味は分かりますが、押した後に何が起きるのかが少し分かりにくいです。
それよりも、
「無料体験に申し込む」
「施工事例を見る」
「料金プランを見る」
「LINEで相談する」
「フォームを送信する」
のように、具体的に書いたほうが親切です。
ユーザーは思っている以上に迷います。
少しでも迷うと、その時点で離脱する可能性があります。
だからこそ、「このボタンを押したら何が起きるのか」が分かる文言にすることが大切です。
ボタンの文言はデザインの一部
ボタンというと、色や形ばかり見られがちです。
もちろん、色やサイズ、余白、配置も大事です。
でも、最終的に押すかどうかを決めるのは、そこに書かれている言葉です。
どれだけ目立つボタンでも、文言が分かりにくければ押されません。
逆に、シンプルなボタンでも、文言が分かりやすければクリックされやすくなります。
ボタンは「見た目」と「言葉」がセットです。
色だけ目立たせても意味がないし、文言だけ良くても見つけてもらえなければ意味がありません。
だから、ボタンを作るときは、
・どこに置くか
・何色にするか
・どれくらい目立たせるか
・何と書くか
までセットで考える必要があります。
押す理由がないボタンは押されない
ユーザーは、なんとなくボタンを押してくれるわけではありません。
「押す理由」があるから押します。
たとえば、
「無料で相談できる」
「今すぐ予約できる」
「料金が分かる」
「事例を見られる」
「LINEで簡単に聞ける」
こういったメリットが伝わっていると、クリックする理由が生まれます。
逆に、ただ「お問い合わせ」とだけ書かれていて、押すメリットが分からない場合、ユーザーは動きにくいです。
ボタン文言は、ユーザーに対して「押す理由」を伝える場所でもあります。
小さな文言の違いが、成果の違いになる
ホームページでは、こういう小さな違いが結果に影響します。
ボタンの文言。
見出しの言い回し。
フォーム前の一言。
LINE登録後の案内文。
ファーストビューのキャッチコピー。
ひとつひとつは小さく見えますが、積み重なると大きな差になります。
特に、問い合わせや申し込みを目的にしたサイトでは、ユーザーが迷わず行動できるかどうかがかなり重要です。
その意味で、ボタンの文言は軽視できません。
「お問い合わせ」で本当にいいのか。
「無料相談」のほうが押しやすいのか。
「LINEで相談する」のほうが自然なのか。
「まずは話を聞いてみる」のほうがハードルが低いのか。
こういう細かい部分まで考えることで、ホームページの成果は変わってくると思います。
まとめ
ボタンの文言ひとつでクリック率は変わるのか。
自分は、変わると思っています。
もちろん、文言だけで劇的に成果が変わるわけではありません。
サービス内容、ページ構成、デザイン、導線、信頼感など、いろいろな要素が関係します。
ただ、その中でもボタン文言は、ユーザーが実際に行動する直前に見る重要な要素です。
だからこそ、なんとなく「お問い合わせ」にするのではなく、ユーザーが押しやすい言葉になっているかを考える必要があります。
ホームページは、ただ綺麗に作ればいいわけではありません。
ユーザーが迷わず、安心して、次の行動に進めるように設計することが大切です。
そのためにも、ボタンの文言は小さな部分に見えて、かなり大事な要素だと思います。