今回はPythonのvenvについて紹介します。
venvはPythonのバージョン3.3から標準化された機能です。
(今は3.12がStableなので、Pythonをインストールしている人なら誰でも使える機能です)
venvはライブラリのバージョンをコントロールするのに便利な機能です。
どのような機能かとそのメリットを紹介します。
venvのメリット
venvを使うと、現在インストールしているライブラリと別のバージョンのライブラリを使うのが簡単になります。
例えば、今numpyの2.1.0をインストールしているけれど、他のライブラリが2.1.0には対応していない。そんなときはvenvを使えばnumpy1.26.4を簡単に使うことができます。
venvはデフォルトのPythonとは別の仮想環境を作成するため、異なるライブラリをインストールすることができます。
そして、仮想環境に入ればそのライブラリを使えますし、仮想環境から出ればこれまでと同じバージョンのライブラリが使えます。
そのため、仮想環境ではnumpy1.26.4、通常環境ではnumpy2.1.0といった使い分けが簡単にできます。
他の人とライブラリのバージョンを合わせたいときなどにも便利です。
venvの使い方
venvを使うときは、まずコマンドプロンプトを立ち上げます。
そして、仮想環境を作成したいディレクトリに移動します。
cd ディレクトリのフルパス
このようにcdを使えば、現在のディレクトリを変更できます。
python -m venv 仮想環境の名前
そして、このコマンドを打ち込めば仮想環境が作成されます。名前は.venvとすることが多いです。
これで仮想環境の作成は完了です。ディレクトリに.venvというフォルダが作成されます。
.venv\Scripts\activate
あとは、.venv内のactivateファイルを実行すれば仮想環境を有効にできます。
pip install ライブラリ名
仮想環境ははじめ、何のライブラリも入っています。
そのため、欲しいライブラリをpip installで入れていきます。
(numpy1.26.4を入れたいならpip install numpy1.26.4)
これで仮想環境が使える状態となりました。
この状態でpyファイルを実行すると仮想環境でインストールしたライブラリのみでPythonが実行します。
ライブラリのインストールで困ったら
AI関連のライブラリでは、環境設定がうまくいかないことが度々あります。(特にpytorchなど)
もし、ライブラリのインストールでお困りでしたらお気軽にご相談ください。