勉強との向き合い方
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現在、義務教育を受けている児童・生徒の数は約1000万人ほどいるそうです。
皆さん様々な環境のもと日々の生活を送っているのでしょうが、
「勉強について1度も悩んだことがない」
という人はいないのではないでしょうか。
・学校の勉強が難しい
・やる気が出ない
・忙しくて時間がない
・そもそも勉強の仕方がわからない
といった様々な悩みがあることでしょう。
そして、悩んでいるのは当の本人だけでなく、ご家庭の方も同様に悩みを抱えていることでしょう。
・全然勉強しない
・このままでいいのだろうか
・学校にほとんど行ってない
などなどたくさんお悩みがあるかと思われます。
そんな、たくさんの悩みがある中でも「中学校」に入学することで発生する悩みは、とくにたくさんあるように思われます。
中学校に入学すると、人間関係や学習内容が大きく変化します。
それまであまり悩んでこなかった人も、中学校に入学してから大変な思いをするといったこともあるでしょう。
中1ギャップという言葉もあることから、中学生になってからの悩みの大きさがうかがえます。
そんな、悩みに疲れてしまい勉強から距離を置いてしまう人も多いのではないでしょうか。
義務教育の勉強の大部分は「知らない」を「知っている」に変えることにあります。知識と経験の幅を広げ、将来の選択肢を1つでも多くするためです。
この変化はとてもエネルギーのいることで、心に余裕がないとできるものではありません。
ほとんどの人が経験があると思いますが、新しく家電製品を買った際にマニュアルや説明書を読むのはなかなか疲れます。
故障してからはじめて説明書を読むという人も多いのではないでしょうか。
もちろん説明書を読むのが好きだという方も中にはいます。
ですが、好きだという方はその分野の知識がもともと豊富な方が多いです。
「知らない」を「知っている」にかえるのは本当にエネルギーが必要です。
それが、興味のない分野のことなら余計に大変でしょう。
ですが、どんなに勉強から距離を置いても「本当は勉強しないといけない」と心のどこかでは考えてしまいます。
日々もやもやと過ごしてしまうことになりかねません。
なにか楽しいことがあっても、心のどこかで勉強の悩みが頭によぎってしまいます。
勉強のことが頭をよぎり、心から笑えない日々を送っている人もいるのではないでしょうか。
そんな苦しみから解放されるためには、やはり勉強するしかないように思われます。
勉強以外の努力と才能で、そんな悩みを吹き飛ばす方法もあるでしょう。
ですが、その方法は勉強する以上に、努力を積み重ねる日々が必要になります。
誰もができる方法では決してありません。
では、どうすれば勉強に向かうことができるようになるか。
とりあえず、多くの人が実践できそうな方法を3つあげます。
１．勉強に興味を持つ
２．勉強へのハードルを下げる
３．勉強の習慣を作る
１番目は、「勉強に興味を持つ」です。
得意教科がある人は行いやすいのではないでしょうか。
得意教科がない人の場合は、好きな漫画に関係する分野や、博物館に出かけてきっかけを作るのもよいかもしれません。
2番目は、「勉強へのハードルを下げる」です。
勉強に対する意識を変えると行いやすいです。
私の経験上、勉強が苦手な人は100％の理解を求める傾向にあります。
完全に理解しようとするので、時間がかかります。
さらに、少しでも理解できない部分があると挫折してしまいます。
ですので、そんなに構えずに
「今の状況よりも１つでも何か新しい発見があればいいや」
という気持ちで勉強にのぞむと、少しはハードルが下がるかもしれません。
3番目は、「勉強の習慣を作る」です。
そのためには、環境づくりが大事ではないでしょうか。
・家に勉強するスペースを作る
・塾に通う
・勉強する時間を確保する
などがあるでしょうか。
さて、話をもどしますが、そもそも心に余裕がない状況では何もはじまりません。
心に余裕がなければ、勉強に興味をもつ余裕はありませんし、ハードルが下がろうが環境が整おうが関係ありません。
まずは、心に余裕を持つことが大前提です。
ちょっとのんびり過ごしたり、おいしいものを食べたり、誰かに相談したりして余裕を作りましょう。
一人で悩み続けるのだけはお勧めしません。
すごく苦しいですから。
今の自分がどの段階にあるのかを把握するのも大事ですね。
そして、余裕ができたときに頭に勉強がよぎったなら、上記の３つの方法に取り組んでみてください。
心のどこかで「勉強しないといけないのは分かっている」という苦しい状況から「勉強に向かえている自分はすごい」という自信をもつ。
自信をもてる状況になれれば、今より一歩充実した毎日に近づけると思います。
ご清覧ありがとうございました。
