仕事から帰って、冷蔵庫から麦茶のポットを取り出す。
グラスに注ぐと、氷がからんと鳴って、表面にすっと水滴が浮かぶ。
窓の外は、一日の熱をまだ残したままの、オレンジ色の夕暮れ。
この冷えた一杯には、恋愛の深い真実が宿っています。
こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
グラスを片手に、テーブルの上のスマホへ目をやる。昼休みに送ったメッセージには、もう既読がついています。なのに、返信はまだ来ない。麦茶をひとくち飲んで、スマホを裏返す。見ないと決めたはずなのに、五分もしないうちにまた画面を確かめてしまう。夕暮れの部屋でそんな時間を過ごしている女性の姿が、今日はいくつも視えました。
返信を待つ時間は、実際の何倍にも長く感じられるものです。「忙しいだけ」と頭では分かっていても、胸の奥がすっと冷えていく。その冷たさの正体を、ひとりで抱え込んでいませんか。
既読のまま止まっている彼の時間に、いま何が起きているのか。霊視なら、その景色まで視ることができます。今のおふたりの状況を、一度視させてください。
ところで、麦茶のグラスをしばらく置いておくと、氷は少しずつ溶けて、味はゆっくり変わっていきますね。恋愛の「待つ時間」も、実は同じです。何も起きていないように見えて、彼の中でも、あなたの中でも、想いは静かに形を変えています。返信が来ない数時間は、空白ではありません。ふたりの関係が次の温度へ移っていく、目に見えない途中経過なのです。
昨日、夕暮れどきに鑑定したご相談者様のことをお話しします。霊視で視えたのは、帰りの電車で吊り革につかまりながら、彼女からのメッセージを何度も読み返している彼の姿でした。「ちゃんと返したい。適当な一言で済ませたくない」――そう思うほどに言葉が決まらず、家に着いてから返そう、と画面を閉じたのです。彼女に届いていたのは沈黙だけでしたが、その沈黙の中で、彼はずっと彼女の言葉と一緒にいました。
既読と返信のあいだにある彼の時間を、私は視ることができます。あなたの場合はどうなのか、確かめにいらしてください。
グラスの水滴が乾く頃には、夕暮れの空も藍色に変わっています。一日の終わりに、どうかご自分を責めないでください。返信を待てるということは、それだけ丁寧に人を想えるということです。明日の麦茶は、今日より少しだけ、穏やかな気持ちで飲めますように。
既読の向こう側にある彼の気持ち、視させてください。
あなたの恋愛が前向きになるように、お手伝いさせていただきます。
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