熱帯夜、風鈴の音と既読のつかないスマホ

熱帯夜、風鈴の音と既読のつかないスマホ

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スマホを手に取っては置き、また手に取る。
そんな夜を、あなたも過ごしていませんか?
こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
七月の夜は、日が落ちても暑さが引きません。網戸越しに入ってくる汗ばんだ夜風。どこかの軒先で、風鈴がちりん、と一度だけ鳴る。その澄んだ音のあとに残る静寂の中で、枕元のスマホだけが、ぽつんと光を放っています。
画面を開く。彼に送ったメッセージの横に、既読の文字はまだありません。
「寝ているだけかもしれない」
「仕事が忙しいのかもしれない」
そう自分に言い聞かせながら、風鈴がもう一度鳴るのを待つように、通知の音を待ってしまう。熱帯夜の寝苦しさよりも、その「待つ時間」のほうが、よほど心を疲れさせるものです。
未読のまま止まった画面は、あなたに何も教えてくれません。けれど、彼の心が止まっているとは限らないのです。
画面の向こうで彼が今、どんな夜を過ごしているのか。霊視でハッキリと視えます。今のあなたの状況を、一度視させてください。

先週、同じような熱帯夜に鑑定のご依頼をくださった女性がいらっしゃいました。三日間、メッセージが未読のまま。「嫌われたのでしょうか」と、絞り出すような文面でした。
霊視でお相手を視ると、彼は深夜の職場にいました。机の上には冷めきったコーヒー。スマホは鞄の中で、電源が落ちたまま。彼の意識の中には、締め切りへの焦りと、そのずっと奥に「落ち着いたら、ゆっくり返したい」という彼女の存在が、小さな灯りのように確かに置かれていたのです。返せないことと、想っていないことは、まったく別のものでした。
そのことをお伝えすると、彼女は「今夜は眠れそうです」と仰いました。四日目の朝、彼から「ごめん、やっと一段落した」と返信が届いたそうです。
未読の三日間に意味はなく、彼の心の置き場所にこそ、答えはありました。それを視るのが私の役目です。

風鈴は、風が吹いたときにしか鳴りません。鳴らない時間が長くても、風鈴が壊れたわけではないのです。彼からの返信も、同じこと。今は彼の心に風が吹いていないだけで、糸が切れてしまったとは限りません。
大切なのは、鳴らない風鈴を睨みつづけることではなく、彼の心に今どんな風が吹いているのかを知ることです。それが分かるだけで、熱帯夜の眠りは驚くほど深くなります。
今夜スマホを置いたら、耳を澄ませてみてください。遠くで鳴る風鈴の音が、「答えを知れば、待つ夜は終わる」と教えてくれるはずです。
既読の向こう側にある彼の気持ち、視させてください。
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