雨上がりの紫陽花、しずくが落ちる夕暮れに

雨上がりの紫陽花、しずくが落ちる夕暮れに

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雨が止んだ庭先。

紫陽花の花びらの縁に、まあるいしずくがひとつ、ふるえながら宿っている。

夕暮れの光がそこに差して、青い花が、まるで内側から灯っているように見える。
この一輪の紫陽花には、恋愛の深い真実が宿っています。

こんにちは、神楽 玄斗(かぐら げんと)です。
紫陽花は、土の質によって花の色を変える花です。同じ株でも、青になり、紫になり、薄紅になる。「移り気」と言われることもありますが、私はそうは思いません。あれは、置かれた場所で、自分にできる精一杯の色を咲かせているだけなのです。
あなたの恋も、きっと同じ。
今、彼の態度がはっきりしないこと。返事が曖昧なこと。あなたの心が、雨の日の紫陽花のように、重たくうつむいてしまっていること。それは、あなたが「移り気」だからでも、「ダメな女」だからでもありません。ただ、まだ自分の色を出しきれる「土」に、出会えていないだけなのです。
六月の雨は、嫌われがちです。髪はうねるし、靴は濡れるし、約束はキャンセルになる。けれど、その雨があるからこそ、紫陽花はあれほど鮮やかに咲くのだということを、私たちはつい忘れてしまいます。
あなたが今、流している涙も、同じです。

その涙は、あなたを濡らして終わるものではありません。あなたという花を、もっと深い色に染めていくための、めぐみの雨なのです。

霊視をしていると、雨の季節には、不思議とご相談が増えます。

「彼から連絡が来ない」「自分だけが好きな気がする」「もう、終わりにすべきでしょうか」——スマホを握りしめたまま、既読のつかない画面を何度も見つめる夜。布団のなかで、何度も指を止めては、また文字を消す。そんな静かな夜を過ごしている方が、本当に多いのです。
けれど、お名前を浮かべて視させていただくと、見えてくるのです。

彼のなかにも、雨があること。
男の人は、自分の感情を「言葉」にするのが、驚くほど不器用です。あなたが夕暮れの紫陽花を見て胸がしめつけられるあの感覚を、彼もまた、別のかたちで抱えている。ただ、それをどう伝えればいいのか分からず、沈黙という雨のなかに、立ち尽くしているだけのことがあるのです。
あなたが「嫌われたかもしれない」と思っているその裏側で、彼は「どう近づけばいいのか分からない」と立ちすくんでいる。すれ違いの多くは、嫌いになったからではなく、お互いが雨宿りをしている場所が、少しだけ違うところにあるからなのです。
だから、どうか、しずくが落ちる前に心を閉じてしまわないでください。

夕暮れの紫陽花が、雨上がりにいちばん美しく光るように。あなたの恋にも、雨のあとの、あの澄んだ光が必ず差します。今は花がうつむいて見えても、根は静かに、確かに、水を吸い上げているのですから。
雨の音に耳をすませながら、温かい紅茶をひとくち。

今夜は、自分を責めるのを、少しだけお休みしてみてください。あなたは充分に、きれいな色で咲いています。
あなたの恋愛が前向きになるように、お手伝いさせていただきます。

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