子どもが「学校に行きたくない」と言ったら?元小学校教員15年が伝える朝の対応と学校への相談方法

子どもが「学校に行きたくない」と言ったら?元小学校教員15年が伝える朝の対応と学校への相談方法

記事
コラム
「ママ、今日、学校に行きたくない」

朝、突然そう言われたら、どうしますか?

「何か嫌なことがあったの?」
「今日は休ませた方がいい?」
「ここで休ませたら、明日も行けなくなる?」

子どもを心配する気持ちと、学校に行ってほしい気持ち。その間で揺れる保護者の方は少なくないと思います。

はじめまして。元小学校教員の「おまり」です。

私は約15年間、小学校で子どもたちと関わり、不登校や登校しぶり、別室登校のお子さんを担任してきました。

また、私自身も2人の子どもを育てる母親で、わが子の登校しぶりに悩んだ経験があります。

この記事では、教員として、そして母親として経験してきたことをもとに、子どもが学校に行きたがらない朝の対応と、学校との連携で大切にしたいことをお伝えします。

1.まずは「行きたくない」という言葉を受け止める


子どもが学校に行きたがらないと、つい理由を聞きたくなりますよね。

「友達と何かあった?」
「先生に叱られた?」
「どうして行きたくないの?」

でも、子ども自身も、理由をうまく説明できないことがあります。

そんなとき、私が大切にしたいのは、まず気持ちを受け止めることです。

「そっか。今日は学校に行きたくないんだね」

この一言だけでも、子どもは自分の気持ちを否定されずに済みます。

ここで大切なのは、気持ちを受け止めることと、登校するかどうかを決めることは別だということ。

無理に理由を聞き出そうとせず、体調や表情、普段との違いを見ながら、その日の対応を考えていきましょう。

強い不安や体調不良があるときは、登校を急がせず、休養や必要に応じた医療機関への相談も検討してください。

2.朝の対応で迷ったときに考えたい3つのこと


「じゃあ、実際にどうすればいいの?」

ここが一番悩むところですよね。

私は、次の3つを意識することが大切だと思っています。

① いつもと違う様子はないか

腹痛や頭痛、涙が止まらない、表情が硬いなど、心身のサインがないか確認します。

② 何が負担になっているのか

友達関係、授業、教室の環境、生活リズムなど、考えられる背景はさまざまです。

その場で答えが出なくても大丈夫。落ち着いてから話せることもあります。

③ 今日できそうなことは何か

登校するか休むかの二択だけでなく、学校と相談しながら、別室で過ごす、時間をずらして登校するなどの選択肢を考えられる場合もあります。

ただし、子どもが強い苦痛を感じているときに、無理に登校を促す必要はありません。

その子の様子を見ながら、安心できる方法を探していきたいですね。

3.教室に入れなくても、学校とのつながり方は一つではない


教員時代、私が5年生の担任をしていたとき、不登校のお子さんがいました。

その子は、調子のよい日に放課後の学校へ来ることがありました。

一緒に図工や家庭科をしたり、自分で作ったプログラミング作品を見せてもらったり。

教室でみんなと一日過ごすことは難しくても、好きなことを通して、学校で過ごす時間を持つことができました。

また、別室登校をしているお子さんとは、休み時間に話をしたり、家庭訪問を通して関わったりしたこともあります。

こうした経験から、私が感じたことがあります。

それは、「学校に行けたかどうか」だけで、その子の一日を評価しなくてもいいということ。

好きなことに夢中になれた。

自分の気持ちを少し話せた。

安心できる場所で過ごせた。

そんな時間も、その子にとって大切なものだと思います。

もちろん、放課後登校や別室登校がすべてのお子さんに合うわけではありません。

学校以外の場所で学んだり、ゆっくり休んだりすることが必要な場合もあります。

大切なのは、一つの方法にこだわらず、その子に合う関わり方を考えることです。

4.担任の先生には、どんなことを伝えればいい?


登校しぶりが続くと、学校への連絡も悩みますよね。

「先生に迷惑をかけていないかな」
「家庭のことをどこまで話せばいいんだろう」

でも、担任としては、家庭でのお子さんの様子を教えていただくことが、関わり方を考える大切な手がかりになりました。

例えば、次のようなことです。

・いつ頃から学校に行きたがらなくなったか
・朝、どんな言葉や様子が見られるか
・本人が話している心配事はあるか
・学校での様子について知りたいこと
・家庭で試している関わり方

すべてを詳しく説明する必要はありません。

例えば、こんな伝え方でも大丈夫です。

「最近、朝になると学校に行きたくないと言うことが増えています。家では理由をうまく話せないようなので、学校での様子を教えていただけますか?」

学校に何かを要求するだけでなく、家庭と学校で情報を共有し、一緒に考える姿勢が大切だと思っています。

担任の先生に相談しにくい場合は、養護教諭やスクールカウンセラー、学校の相談窓口などを頼る方法もあります。

5.元教員の私も、わが子の登校しぶりには悩みました


ここまで先生としての経験をお話ししましたが、実は私自身も、息子の登校しぶりや学童への行きしぶりを経験しています。

学校では、子どもたちや保護者の方と向き合ってきた私。

それでも、わが子のこととなると、心配になったり、迷ったりすることがありました。

「先生としてわかっていること」と「親として感じること」は、必ずしも同じではありません。

私はその後、働き方を変え、息子とゆっくり関わる時間を持つことにしました。

もちろん、これは私たち家族の場合です。

仕事を辞めたり、生活を大きく変えたりすることが、すべての家庭に必要なわけではありません。

家庭の事情も、お子さんの状況も、それぞれ違います。

だからこそ、保護者の方にも、自分自身を追い詰めすぎないでほしいと思っています。

6.登校しぶりに「たった一つの正解」はない


15年間の教員生活を通して感じたのは、子どもは本当に一人ひとり違うということです。

同じ「学校に行きたくない」という言葉でも、その背景はさまざま。

声をかけてもらうことで安心する子もいれば、少し距離を置いて見守ってほしい子もいます。

だからこそ、私は「こうすれば必ず学校に行ける」という方法をお伝えすることはできません。

その代わりに、今のお子さんの様子を丁寧に聞きながら、どんな関わり方が合いそうか、一緒に考えることはできます。

もし今、

「朝、どんな声をかければいいかわからない」
「担任の先生にどう相談すればいい?」
「子どもの気持ちを大切にしたいけれど、自分もつらい」

そんな思いを抱えていたら、一人で整理しようとしなくても大丈夫です。

私はココナラで、小学生のお子さんの不登校・登校しぶり・別室登校について、文章で相談できるサービスを出品しています。

元小学校教員としての経験と、母親としての経験をもとに、お話を伺い、家庭での関わり方や学校との連携について一緒に考えます。

▼ 元小学校教員15年・おまりのメッセージ相談


お子さんにとっても、保護者の方にとっても、無理のない次の一歩を考えるお手伝いができたら嬉しいです。
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