こんばんは!
社会派FP・軍師系FPのコウダイです。
『バビロン大富豪の教え』を読み解くシリーズ第18回。
前回は「火災保険」についてお話ししました。
今回は、その火災保険とセットで考えたい**「地震保険」**についてです。
日本に住んでいる以上、地震は決して他人事ではありません。
でも、
「火災保険に入っているから大丈夫でしょ?」
と思っている方もいるかもしれません。
ここは注意が必要です。
一般的な火災保険では、地震による損害は補償されません。
地震による損害に備えるには、火災保険に地震保険を付帯する必要があります。
🛡️ 地震保険は「家が壊れたら全額もらえる保険」ではない
ここが地震保険の一番重要なポイントです。
地震保険は、火災保険のように「家を完全に元通りにするための保険」と考えると、少しイメージが違います。
地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲で設定します。
さらに上限もあり、
・建物:5,000万円
・家財:1,000万円
となっています。
例えば、
火災保険の建物保険金額が2,000万円
だった場合、地震保険を最大の50%に設定すると、
2,000万円 × 50% = 1,000万円
です。
つまり、
「2,000万円の家が地震で全壊したから2,000万円もらえる」
という仕組みではありません。
ここを知らずに加入すると、「思っていたより少ない」と感じる可能性があります。
📊 では、実際にいくらもらえるの?
さらに重要なのが、損害の大きさによって支払われる保険金が変わるということです。
地震保険では、現在、
・全損 → 地震保険金額の100%
・大半損 → 60%
・小半損 → 30%
・一部損 → 5%
という区分で保険金が支払われます。
例えば、
火災保険:2,000万円
地震保険:1,000万円
だった場合、
全損なら 1,000万円。
大半損なら 600万円。
小半損なら 300万円。
一部損なら 50万円。
というイメージです。
※実際の損害認定は、建物や家財の損害状況を基準に判定されます。
🤔 「じゃあ地震保険って必要なの?」
ここは人によって答えが変わります。
僕自身は、「地震保険に入っていれば絶対安心」と考えるのも、「地震保険はいらない」と一律に考えるのもおすすめしません。
大切なのは、
「地震で家に大きな損害が出たとき、自分の家計はどうなるのか?」
を考えることです。
例えば、
・住宅ローンがまだたくさん残っている
・貯金が少ない
・持ち家に住んでいる
・地震リスクの高い地域に住んでいる
こういった場合は、地震保険によって受け取れるお金が、生活再建の重要な資金になる可能性があります。
一方で、
「十分な貯蓄がある」
「地震による損害をある程度、自分の資産でカバーできる」
という人なら、保険料とのバランスを考える必要があります。
だからこそ、「みんな入っているから」ではなく、自分の家計で考えることが大切なんです。
🎮 「もし地震が起きたら?」をシミュレーションしてみる
僕がおすすめしたいのは、実際に数字を入れて考えてみることです。
例えば、
「家が全損したら、地震保険はいくら受け取れる?」
「住宅ローンはいくら残っている?」
「手元の貯金はいくらある?」
「その状態で生活を立て直せる?」
ここまで考えてみる。
いわば、家計の**「シミュレーションゲーム」**です。
保険は「入っているから安心」ではありません。
「何が起きたら、いくら受け取れるのか」
ここまで理解して初めて、本当の意味で家計を守ることができます。
■ 今回のまとめ
地震保険は、
「地震が起きたら家を完全に建て直してくれる保険」ではありません。
むしろ、
「地震によって大きな損害を受けた後、生活を立て直すための資金を確保する保険」
と考えると分かりやすいでしょう。
『バビロン大富豪の教え』には、
「危険や天敵から金を堅守せよ」
という考え方があります。
家を買う。
住宅ローンを組む。
火災保険に入る。
そして地震への備えを考える。
ここまで含めて、初めて**「自分のお城を守る防衛陣」**が完成します。
「地震保険って、自分には必要なのかな?」
そう思ったら、まずは
「自分の家がどんな被害を受けたら、いくら受け取れるのか」
を確認してみてください。
正しい知識を身につけて、不安ではなく数字で家計を守る。
これも大切な生き残り兵法です。
ではまた!