Amazon POD出版:知っておきたい豆知識 ㉓売れるには訳がある

Amazon POD出版:知っておきたい豆知識 ㉓売れるには訳がある

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こんにちは。
出版編集者のyasyuuです。

このブログは、ペーパーバック出版を自力でなさる方を対象に、きれいに安全に出版するための「豆知識」をまとめたものです。随時更新していきますので、ぜひ参考になさってください。

◆覚悟の違い?

先日、海外で「成功」した書籍タイトルを紹介しました(⑲アメリカで売る(上))。

ここでは、「なぜ売れたのか」「日本ではなぜ同様の『成功』が生じないのか」を、原稿量ベース(著者の努力度)から考えてみます。

以下の表は、前回紹介した『Dungeon Crawler Carl』『Wool』『Haunting Adeline』の詳細です。

画像2.jpg

まず特筆すべきことは、その概算単語数です。文字数ではありません。単語数です。学者を除き、一生でこれだけの単語量の文章をつくる機会は、ほぼないはずです。

つぎにページ数。判型によりページ数は変わりますが、上記3タイトルを同一判型と仮定した場合、536ページが平均となります。

最後に価格です。ボリュームからみれば十分納得できるものかと思います。むしろ読者には安く映るかもしれません。

これだけの原稿を1本執筆するだけでも、年単位の時間と想像を絶する労力が必要となります。また、ここまでの大作・力作であれば、ボリューム面を考慮して、面白かろうがなかろうが、価格が高い・損したと感じる人はそうはいないはずです。

出版しても売れる保証がまったくないセルフパブリッシング。それを承知のうえで、もくもくと執筆をつづける強メンタル。ただただ感服します。

一方、総じて日本のペーパーバックはページ数が少なく、ボリューム面からみても価格は割り高と読者に感じさせるものが多いです。

動機が曖昧なのかもしれません。日本では副業としての位置づけのように感じますが、アメリカでは、なんと言うか、将来を賭けて臨んでいるようにみえます。

もちろんそれは、「成功」タイトルの著者に限ったものなのかもしれませんが…。



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