お金の教育は夢の教育!須貝先生のお金の教育②

お金の教育は夢の教育!須貝先生のお金の教育②

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学び

こんにちは、須貝先生です。

前回は、学校の中で現在行われている進路学習の結果、将来のことよりも受験のことに優先して時間と思考を割いていく「人生的近視」を生み出しているのではないかということ。
そしてそれを当たり前として変化させることを考えもしない教員や学校の風土について言及いたしました。

今回はお金の教育②ということで、私が強調したい「お金の教育と進路、夢を描くこととの関係性や重要性」について書いていこうと思います!

1.社会の授業で教える「お金」 ~考える順番が逆~


私は社会科の教員として16年間教壇に立っていました。
その中で、ある授業の時は「興奮」状態で授業に臨んでいたことを覚えています。
むしろ怒りに近かったかもしれません。

何の授業かというと、中三の社会科・公民的分野の学習で、「賢いお金の使い方」について考える単元です。

扱っていた教科書にはおおまかに、こんなことが書いてありました。

あなたが30歳になって、月に31万円の収入があったとします。そのお金を何にどれだけ使うべきか、例を参考に考えてみましょう。(以下略)

私は授業中に、この文章に対して激しく怒っていました(もちろん笑顔で、演技ですよ)。

生徒に問います。「何に怒っているか分かりますか?」

「月に31万も普通は稼げないからですか?」

それもそうかもしれないけれど、どうやら平均値らしいですよ。そう書いてあります。

「お金の使い方なんて自由だろ」

それもそうですが、一応ここでは賢い消費生活がテーマなので、そこは目をつむりましょう。

「考える順番が逆だということですね」

すばらしい、その通りですね。
さすが3年生ともなると、それまで須貝先生と関わりの深かった生徒を中心に、すぐに意図がバレてしまいます。


「考える順番が逆」

どういうこと?
教科書では、収入が〇〇万円の場合、何にいくら使うかを考えるという順序で考えています。
もちろん、こういう「やりくり上手」な部分は生活するうえで必要な能力の一つと言えます。

しかし、私にとってこれは、生徒に対して暗に「与えられた給与に見合った生活をすべき」という価値観を教えているように感じてしまうのです。


2.迷路は出口から入ると迷わない



自分が幸せな人生を送りたいと考えるならば、優先して考える順番が大切だと思います。




①自分にとっての「幸せとは何か」を考えること
②その幸せにたどり着くための「選択」をすること
③選んだ道で幸せにたどり着くまで「努力」すること



この考え方に従って進路選択について考えると、考える順番としては②です。
まずは、自分にとって幸せな人生について描いて、それに合った仕事を選んだり、時間を使ったり、お金を使ったりすること。
これこそが賢いお金の使い方ではないかなと思っています。

つまり、先ほどの教科書内容で言うと、先に支出(目的のために何にどれだけのお金を使いたいか)を決めて、それに合った収入を得る(仕事を選ぶ)という順番になるのが本筋ではないでしょうか。

仮に教科書の示す考え方(順序を逆にする)とこういう思考になります。


①とりあえず目の前の宿題やテストを頑張れ!「努力」しよう!
②努力量によっていける高校の選択肢が増えるぞ!将来像や実力に合った「選択」をしよう!
③努力して希望の高校や大学に入れて、希望の会社に入ったら「幸せ」になっているはずだ!

この順番で考えることに、わくわくしますか?
私はしません。

しかし、学校のあらゆる場面でこういう思考の順序が垣間見えます。

・高校を選ぶ時は、まず「自分は入学できそうか」から考えるますか?それとも「入学してから何をしたいか(卒業したらどうなっていたいか)」から考えますか?

・仕事を選ぶ時は、まず「自分にできそうか」から考えますか?それとも「働いて何をしたいか(その仕事を通してどうなっていたいか)」から考えますか?

全てに言えることですが、ものごとの「入口」を見て判断するのではなく「出口」を見て判断する方が、幸せにたどり着きやすいと思います。

迷路だってそうです。
入口から考えると多くの選択肢や行き止まりがありますが、出口からたどると、まるで一直線です。
迷いようがありません。


3.お金について考えることは「夢」について考えること


では、冒頭の教科書の内容はどうなったら須貝先生は怒らないのでしょう?

あなたは30歳の時に、どこで、どんな生活をしていたいですか?それにはいくら必要ですか?考えてみましょう。
その生活をするためにはどのような仕事を選ぶ必要があるでしょう?

私はこういう思考の方がわくわくします。

そして、こういう風に生徒に問うてみて、わくわくしながら自分の未来に思いをはせる10代を見て、果てしないエネルギーを感じ、わくわくします。

自分の勤務地、自分の学級という縛りを離れた今、私の思いに共感していただける人と、夢や理想を描き、夢の予算を考え、それに合った仕事を考えていくという活動を行っていきたいのです。

私の話に興味を持っていただけた方は、ぜひお試しとして初回だけ受講してみてください。

ともに将来について考える仲間を作るという感覚でいていただけるとありがたいです。

次回は、お金を稼ぐことは悪いこと?!について深堀していきます(予定)。


ではまた!

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